ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

ジュニア編集局は、石巻日日こども新聞のこども記者との交流を中心に、東北とつながっています。1月24日、中川駅の住宅展示場ハウスクエア横浜 の中にある「シェアリーカフェ」で「なみのおと」という映画の上映会を、ジュニア記者の中島さんがレポートしてくれました。
11004696_865282123528977_2059454468_nシェアリーカフェで行われた「なみのおと」上映会のようす

 

東北記録映画三部作のうちの第一部「なみのおと」は津波被害を受けた三陸海岸付近に住んでいる夫婦、姉妹、友 だちどうしの対話をとり続けたものです。 私がとくに印象に残った話は、津波に流され家と事務所を失った夫婦の話です。 家ごと津波に流され最後には筏のような状態になってしまったというお話に、 あらためて津波の怖さを思いました。

私の祖母は宮城県亘理町に住んでいましたが、津波により家を失いました。家の あった場所は荒れ地になって、まだ復興にはほど遠い状況です。 昭和9年の東北の震災やチリ地震よる津波の恐ろしさは地域によって民話で語り継がれているところもあれば、大人になるまで津波の恐ろしさを知らず に育っ た人もいます。

今回お話をしてくれた相澤さんは、小さい声を広げていく映画をとるサイレント ヴォイスプロデューサーという仕事をしています。過去に震災が何度か あったにも関わらず、大きな被害になってしまうのは、震災のつらさから、そのことを あまり語らなくなってしまう事も原因の1つだろうとおっしゃっ ていました。 震災経験者の対話を通して、多くの人が記憶にとどめる事ができ、震災のことを東北の人や未来に生きる人につたえるためにこの映画をつ くったそうです。

私たちは、震災や津波のことを未来に語り継いでいき、地震(津波)でまた多くの犠牲者が出ることをふせいでいかなければならないんだと、気付きました。(取材、記事:中島万賀)

サイレントヴォイス
http://silentvoice.jp/

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