ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!


都筑区仲町台、ドイツ学園の近くにある「フクダ電子」。横浜市営地下鉄仲町台駅の放送で「フクダ電子はこちらが便利です」と流れているのを聞き、どんな会社なんだろうと、取材を申し込みました。今回取材したのはフクダ電子神奈川販売㈱です。フクダ電子の拠点は、国内だけで201ケ所もあります。

フクダ電子は、私たちの命を守る機器を販売するお仕事をしている会社でした!私たちのふだんの暮らしで一番身近な医療機器といえば、もちろんAEDです。地下鉄の駅や自動販売機などにもありますが、なんと!その国内にあるAEDの約半分ちかくを、フクダ電子が販売しているのです。


フクダ電子は、1935年に国産第一号の心電計を開発し、1939年に東京で創業しました。フクダ電子の販売先は、主に医療施設(病院など)になりますが、それだけではなく、住宅で療養される患者さんが安心して使用できるものなど、難しい試験を行った様々な医療機器を製造販売しています。


今回の取材で、心臓の働きや血液について、いろいろなことを教えてもらいました。心臓は体全体に血液を送り出すポンプで、1分間に60~90回、1日には約10万回、ドクドクと動いている(拍動)ということ。そして1回に送り出す血液量は約50mlということ。心臓の重さは、約200g~300gだということ。血液の量は、体重の約13分の1の量ということ。心臓が止まると、5~10秒で気を失い、10分程で亡くなってしまう可能性が高いということ。

心臓は人が生きるために重要な役割を担っていて、もしそれが少しの時間でも動かなくなってしまったら、命が危険になることがわかりました。


そんなときでも身近にAEDがあったら、そういった人たちを多く助けることが出来るのです。
もしも、目の前で人が倒れたら・・・

①周りをよく見て、安全確認をする。
②倒れている人に近づいて反応があるかどうか確認する。 (肩をたたいて、「大丈夫ですか!」と、耳元で叫ぶ)
③「AEDと119番お願いします!」と、周りに助けを求める。AEDが来るまで胸骨圧迫を行う。
④AEDが到着次第、服を脱がせ、AEDのパッドを貼る。患者から離れ、AEDの指示を待つ。
⑤AEDの音声ガイダンスに沿って操作する。

・AEDから「ショックが必要です。」=全員患者から離れて、ショックボタンを押す。
・AEDから「ショックは必要ありません」=胸骨圧迫を続ける。
※この時も、AEDパッドは、貼ったままです。
⑥救急車到着次第、救急隊に引き渡す。(AEDのパッドははがさない)

一番大切なのは、助けなどを呼ぶ勇気だと教えてもらいました。AEDで、自分にも救える命があると知り、倒れている人がいたら、助けたいと思いました。取材に行って、役に立つことをたくさん知ることが出来て、とてもよかったです。これからも多くの場所にAEDを置いて欲しいと思いました。


記事:小出玲瑛 石渡晴翔 田中希和 長谷川絢美
取材:桑野煌己 小出玲瑛 小森志穂 植田真奈 成田良生 石渡晴翔 鷹取杏奈 長谷川絢美 田中希和

フクダ電子
http://www.fukuda.co.jp/ 

アーカイブ
管理