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区役所取材
8月23日(火)ジュニア記者11名が、区役所の「ひ・み・つ」に、ついて取材に行きました。都筑区総合庁舎にある、都筑区役所の総務課の職員の木暮さんが案内してくださいました。

私たちは、まずはじめに、区役所の屋上に設置されている太陽光発電システムを見学しました。いままでにニュースでは見たことがありますが、目の前で見るのは初めてでした。

都筑区では、2005年に約2500万円(半分は環境省からの補助金)をかけて設置したそうです。区役所の屋上に3か所に分けて設置されています。1か所に60枚、合計で180枚のパネルがあります。
区役所屋上

区役所の太陽光パネルでどれくらい光熱費が節約できているのですか?と聞くと、平成22年度の1年間で、太陽光パネルは33,516KWhの電力を発電したそうですが、これは、区役所全体で使用する電力量の約1%の電力を発電したことになります。具体的には、平成22年度現在の単価で換算すると、382,132円分の電力を太陽光パネルで発電し、節約していることになります。
屋上にある白い鉄塔には警察無線、防災無線のアンテナ、お天気カメラ、避雷針という機器が取り付けられています。

次に、4階の屋上緑化を見学しました。

みなさんは、区役所の4階の屋根部分がお花畑のようになっていることを知っていましたか?私は、取材で初めて知りました。ここには、大きな花だんに、ラベンダー・ガザニア・サルビア・シバザクラなどが植えられていました。4階か6階の廊下から窓越しに眺めることができます。区役所にいったときにはぜひ見てみてください。

区役所屋上緑化

横浜市の花が「バラ」だということは知っている人も多いと思いますが、都筑区という名前のついたバラがあるのを知っていましたか?これもまた、私は初めて知りました。

「ローザ・つづきく」という新品種のバラが、2000年にフランスのロワール地方にあるオービニエ・スール・レイヨンという町から、都筑区に親睦のひとつとして贈られました。この町と都筑区は、住民同士の国際交流もしています。都筑区総合庁舎の消防署側、西側に「ローザ・つづきく」の花壇があります。お花や緑は人の心をなごませる働きをしてくれます、と区役所の方がお話ししてくださいました。
ローザ・つづきく

 

区役所には、まだまだ「ひ・み・つ」があるんですよ。

1階のホールは床暖房になっているんです。1995年に総合庁舎ができた時から設置されています。1日にたくさんの人がその上を歩いたり、ぬれたくつで歩いても大丈夫だそうです。
暖房の燃料は温水と電気です。現在は経費節減のためほとんど稼働していません。しかし、稼働させている一部の床暖房は電気を使っているので、区庁舎の他の電気設備と同様にメンテナンスを行っています。よって、床暖房だけに特別にかかるメンテナンス料や維持費は発生しない、ということでした。

また、区役所の自家発電について質問しました。区役所の自家発電装置は、停電が発生した時に自動的に稼働します。自家発電装置が稼働すると、区役所内の最低限必要な部分にのみ電力が供給されます。緊急時にどれくらい電気を使用するかにもよりますが、10時間以上の間、電力を賄うことができる、ということです。

区役所を見学して、大切なエネルギーをむだにしないように、いろいろ工夫されていることがわかりました。この夏は15%の節電のために、600本くらいの蛍光灯を職員の方が一本一本抜いたそうです。蛍光灯を消灯した数も合わせると、区役所では全部で1000本以上の蛍光灯の使用を止めました。今は地球温暖化が進んでいるし、東日本大震災もあったので、太陽や風などの自然ものを使った発電が必要になってくると思います。
区民みんなで、少しでも多く発電できるように考えたり、節電したりしなくてはいけないなあと思いました。

(記事:文化部 高橋美利)

(取材:髙橋美利 / 大谷美咲 / 大谷基輝 / 野崎有花 / 山口夏帆輝 / 永野萌 / 門脇慧 / 武信和未 / 黒山幹太 / 伊藤幸音 / 鶴見尚香)

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