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崎陽軒横浜工場ぼくたち、つづきジュニア編集局インサイダー チームは、8月26日に崎陽軒横浜工場を見学し、シウマイ作り体験をしました。

崎陽軒横浜工場は、1975年に港北インターチェンジの近くに作られました。この場所が選ばれたのは、シウマイなどの商品をすぐにお店に運ぶためだそうです。

工場に入ってまず目に付いたのは、ひょうたんの形をした人形です。この人形の名前が前から気になっていたのですが、工場の人に聞いたところ、名前は「ひょうちゃん」というそうです。

ひょうちゃん皆さん、崎陽軒のシウマイを食べたことがありますか。「昔ながらのシウマイ」などの商品に、しょう油入れとして「ひょうちゃん」が入っているそうです。

では、ここでクイズです。
「ひょうちゃん」という名前は誰がつけたのでしょう。
(答は記事の最後にあります)

◆崎陽軒の歴史
工場では、最初に、崎陽軒の歴史、シウマイの材料や作り方などについて学びました。

1908年 崎陽軒開業
このころは、雑誌などを売っていたそうです。

1915年 駅弁販売開始
1928年 名物シウマイ販売開始
1941年 レストラン開業
1975年 崎陽軒横浜工場完成

シウマイ誕生物語
崎陽軒の初代の社長さんが、横浜の名物になるものを探して中華街を歩いているうちに、中華街のどの店にもシウマイがあることに気付いて、「これだ」と思ったそうです。こうして崎陽軒のシウマイ作りが始まりました。中華街の点心職人の呉遇孫(ご ぐうそん)さんとともに工夫を重ねて、冷めてもおいしく食べられるシウマイを開発し、昭和3年に12個入り50銭(今の価値で約1200円)で販売を始めたそうです。

◆シウマイ作り体験
できあがったシウマイ 崎陽軒の歴史やシウマイ誕生の物語などを学んだあと、いよいよシウマイ作りを体験しました。

1. まず、エプロンをつけて帽子をかぶり、しっかり手を洗います。
2. 左手を軽くにぎって、親指と人指し指で輪を作り、その上に皮をのせます。
3. ヘラで肉を取って、皮に詰めながらシウマイの形にしていきます。ここが難しいところです。欲張ると肉だんごになってしまいます。
4. 形ができたら入れものに並べて、グリーンピースを乗せて、蒸します。

◆工場見学

作ったシウマイを蒸してもらっている間に、工場の中で実際にシウマイを作っているようすを見学しました。

崎陽軒のシウマイの作り方
食材準備・・・材料を切ったりします。
調合・・・味を調え、美味しさを閉じ込めるため、でんぷんを加えます。
成形・・・皮、形がふんわりするようにします。
蒸し・・・98℃で5分間蒸します。
冷まし・・・シウマイを冷まします。
箱づめ・・・ロボットで箱づめします。
時刻などの印字・・・レーザで印字します。
出荷・・・県内にある100の店に出荷します。

崎陽軒横浜工場の特徴
成形機という機械でシウマイを作ります。
それを8台使い、1分間に420粒のペースで作ります。
成形機には1回に38キロもの肉が入ります。
AM 4:00からPM 4:00まで働き終わってから、2時間掃除します。
大粒のものや6粒のものは人の手で詰めます。

◆最後に崎陽軒の人に質問しました
Q1: なぜ、「シュウマイ」ではなく「シウマイ」なのですか。
A1: 初代社長が栃木出身で、栃木弁で小さい「ゅ」が言えなかったからです。

Q2: ひょうちゃんは何種ぐらいありますか。
A2: 今あるものは48種類。昔のものもあわせると128種類です。

Q3: むかしから味や大きさは変わっていないのですか。
A3: 大きさは変わっておらず15グラムです。

Q4: 仕事で大変なことはなんですか。
A4: 仕事の種類によって違いますが、新しい商品の開発では、材料の組み合わせに苦労します。また、食べ物を扱うので、衛生面にはとても気を使います。

◆感想
僕は、この工場見学で、崎陽軒が最初からシウマイを売っていたわけではないことを知り、びっくりしました。

化学調味料や保存料をまったく使っていないって、すごいです。プラスティックの使い捨て容器が多い中、今でも昔からの磁器製の「ひょうちゃん」を醤油入れとして使っていることも、びっくりしました。横浜では崎陽軒のお店がたくさんあって、身近なので、意識してみていなかったのですが、横浜の名物のよさを知ることができて、よかったです。シウマイづくり体験は、とても楽しく、具をよくばりすぎて不恰好になったりしたのですが、できたシウマイは、本当においしくて、貴重な体験をしました。崎陽軒のシウマイが、昔から変わらない横浜の大事な名物として、これからもずっと続いていってほしいと思います。

中・中井・西松・青木・鬼木・徳原・門脇・関でした。

崎陽軒のホームページ

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クイズの答
漫画家の横山隆一さん(代表作:フクちゃん)でした。
もともとは絵のない白いしょう油入れでしたが、横山さんが目や鼻を描いて、いろいろな表情をつけたのがはじまりだったそうです。

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