11月28日、都筑区新栄町にある「㈱リコー中央研究所」に取材に行ってきました。
リコーは、コピー機やカメラ、プロジェクターなどを作っている会社で、リコー中央研究所では、新製品の技術開発を行っています。新しいことを考え、研究するには静かな環境がいいということで、都筑区のこの場所を選び、1986年に中央研究所ができました。
大きなロビーに入るとリコーの製品がいくつか展示されていました。みんなの目を惹いたのが、スクリーンの真下に置いて投影できる、新しいタイプのプロジェクターです。どうやって写しているのか?気になって見てみると、ミラーをうまく使い、短い距離でも歪まず映るようになっていました。
会議室で会社のビデオを見せてもらい、説明を聞いた後、社内を案内してもらいました。この研究所には、発想を豊かにするためのさまざまな空間がありました。リフレッシュルームという名前のついた部屋では、ピアノや卓球、ヨガなどをして頭の中をすっきりさせたりすることもあるそうです。
また、コミュニティプラザと呼ばれる、天井がガラス張りで、昼間は太陽の光が差し込む吹き抜けの空間には、とても大きな欅のテーブルがありました。8つの長いテーブルを風車の羽のように組み合わせたもので、好きな場所に座って、打ち合わせができます。まるで森の中で会議をしているような雰囲気です。
おいしそうなメニューの写真がいっぱいあったカフェテリアスペースは、大きな部屋のほとんどがガラス窓で、昼間は芝生や竹林が見えてとてもきれいだそうです。取材の時間が遅く、日が暮れていたので、私たちはきれいな景色を見ることができず残念でしたが、そこで食べるご飯はとてもおいしいのではないかと思いました。すてきな空間がたくさんあるこの会社で、私も働いてみたくなりました。
研究開発をしている社員の人たちは、「人が考えつかないような新しい技術を作る」ということを目指しているそうです。今回取材に対応してくれた総務センターの薗田さんは「自分で自分の限界を決めない」をモットーにしているそうです。「限界を決めてしまうと自分が思っているところまでしか伸びないからです」と話してくれました。何かを作ったり考えたりすることはとても大変なことだけど、常に目標を高くおけば、いつか、すごいことを生み出せるのではないかと思いました。私も目標を高めにして、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
今回、私たちジュニア編集局はリコーの社会貢献クラブFreeWillから活動に支援をいただきました。社会貢献クラブFreeWillとは、希望した社員が毎月の給与と賞与の端数(給与の100円未満、賞与の1,000円未満)を献金し、集まった資金を社会貢献活動に役立てる仕組みだそうです。ジュニアタイムズを作る費用にさせていただく予定でとても感謝しています。
リコー社会貢献クラブFreeWill
http://www.ricoh.co.jp/kouken/freewill/
株式会社リコー
http://www.ricoh.co.jp/
(記事:鹿沼 遥)
(取材:岩崎 真歩、吉浦 颯大、工藤 百花、国本 万葉、鹿沼 遥、直枝 遼茉、田嶋 洋旭、渡辺 怜奈、百崎 佑)