ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

渡辺裕之さん

☆新人ジュニア記者の中島万賀さんから以下のようなメールがありました☆
「私の近くの綠道や公園などで、俳優の渡辺裕之さんが、よくゴミ拾いをされているのを見かけます。すごいスピードで走りながら、大きなゴミ袋がいっぱいになるくらいゴミ拾いしています。なぜゴミ拾いしているのか知りたいです!取材できませんか?」

そこで、都筑区在住の俳優、渡辺裕之さんに取材を申し込んだところ、「ジュニア記者さんたちも、一緒にゴミ拾いしましょう。いつもは朝5時からやっているけど、それじゃ集まれないだろうから、6時半にしましょう。」と、こころよく引き受けてくださいました。

スタート

さて取材の始まりです。

6月9日(日) 6:30に小学校前にジュニア記者16名が集まりました。
まずは、1人ずつゴミ袋を持って拾いはじめました。渡辺さんは、ゴミを拾うスピードが速くてみんな、ついていくのに必死でした。ふだんは早朝に走りながら、ルートを決めて、ゴミを拾っているそうです。ゴミ拾いをはじめたきっかけは、5年ほど前に渡辺さんの家にあそびにきた友達が、心筋梗塞で倒れたことがショックで、健康のために1時間のスロージョギングをスタートしたことから始まりました。すると緑道のゴミの多さにビックリ。自分の暮らすまちが、自分の庭のように大切だと思っている渡辺さんは、ジョギングをしながらゴミを拾うことにしたそうです。

垣根のゴミ

(垣根の間にゴミがたくさん)

すずめ発見「どんなゴミが多いのですか?」と聞いてみると、タバコの吸い殻、ペットボトルやカン、お弁当のゴミ、おかしの包み紙などが多いそうです。中央分離帯の右折帯や運動場とかバス停の横の緑道に特に多く、中にはおしっこの入ったペットボトルもあるそうです。長距離運転してがまんできなくて?などと想像するしかないです。花粉の時期にはマスクや鼻をかんだティッシュがよく落ちているそうです。取材に行った日は、なんと、トイレの近くの綠道に男性の下着が落ちていました。

途中、すずめのひなが、落ちて苦しんでいました。みんなで助けようと拾ったのですが、すぐに動かなくなってしまい、悲しかったです。その次には、カラスのひなが巣から落ちているのを発見しました。上の見上げるとカラスの巣が見つかったのですが、とてもとても高い樹の上で戻すことはできそうにありません。どうしようと、みんなで考えましたが、元気そうだったので、きっと親鳥がやってくるだろうと信じて、そのままにすることにしました。そんなハプニングもあり、気がついたら3時間近くゴミ拾いを続けていました。

3時間に及んだゴミ拾いのあとは、えだきん(荏田南近隣センター商店街)のパリジェンヌの前でインタビューをさせてもらいました。
渡辺さんはゴミ拾いをしている時に、自分からあいさつするようにしていましたが、この頃は、「ありがとう!」とか、「ご苦労さま。」と声をかけられるようになり、嬉しい、と言っていました。海外に行ったときにも、ゴミ拾いをすることもあるそうです。
渡辺さんは、茨城県水戸市出身で、子どもの頃から俳優になりたかったそうです。カメラ屋さんの子どもとして生まれましたが、どうしたら俳優になれるかずっと考えていました。ずっと願って努力していれば夢はかなうと教えてくれました。俳優はいろんな人の役ができることが、とても面白く、いろんな人の気持ちを知ることができるそうです。

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3時間の渡辺さんとのゴミ拾いをきっかけに、色々なことを感じました。
・ゴミゼロの社会にしたい。
・ゴミを拾うのがたのしくなってきた。
・ゴミを減らしてきれいなまちにしたい。

最後に記念撮影をしました。
もちろんかけ声は・・・渡辺さんが「ファイトー」といったら、みんな「イッパーツ」といってパチリ。
楽しいゴミ拾いと取材でした。(記事&写真 文化部 中島万賀)

【みんなの感想】
渡辺さんと、ゴミ拾いをしていると、普段見ないところに、ゴミがたくさんありました。
家に帰るまで、友達とゴミ拾いしてみました。すごいゴミで、びっくりしました。
これからも、ゴミを見つけたら拾いたいです!!(小山 恵里奈)

渡辺さんのゴミ拾いをみていたら「普段ゴミ袋がない」などという理由で、見て見ぬふりをしてきたゴミが目につくようになり、早速今日の会議の帰り道から、落ちていたゴミを近くのゴミ箱に捨てるようになりました。渡辺さんを見習って、ゴミ「ゼロ」の社会を目指したいです!!!(飯尾 真唯)

渡辺さんと、ゴミ拾いをして、何だかゴミを拾うのが楽しくなってきました。
取材をさせていただいた時から、ゴミを見つけたら拾うことにしています!(岸 愛夏)

渡辺さんと一緒にゴミ拾いをして、捨てる人を想像して、どういう場面で、捨てているかを想像しながら思い浮かべていたら、ゴミ拾いも楽しかったです!!もっとゴミを減らして、きれいなまちをつくりたいです!! (板倉 ももこ)

今回ごみ拾いをして、こんなにたくさんごみがあることを初めて知りました。
ごみ拾いをしてから、
・道を歩くとき、少しごみが目につくようになりました。
・今度、帰り道かどこかで時間があったら、友達といっしょに拾ってみようかなと思いました。
この社会をきれいに、ごみのないようにしたいです。(下島 みのり)

渡辺さんのブログにも掲載していただき、うれしかったです。
http://gree.jp/watanabe_hiroyuki/blog/entry/668442641

集まったゴミ

(あつまったゴミ)

RIMG0698

 

 

 

 

 

 

(みんなで記念撮影)

 

記事:中島 万賀
取材:中島 万賀、岡田 琢吾、下島 みのり、岸 愛夏、黒山 幹太、小山 恵里奈、小田 奈々花、森 佳蓮、西原 さくら、折谷 紗朋子、朝倉 朱音、板倉 ももこ、飯尾 真唯

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