ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

東京都目黒区自由が丘に本店がある亀屋万年堂。ナボナで有名ですよね。ナボナなどの、亀屋万年堂のお菓子を作っているのは、実は都筑区折本町の工場なのです。

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まずは工場の敷地内にある直売所を見学させてもらい、亀屋万年堂の看板商品といえるナボナについてお聞きしました。工場副部長の中島さんによると、ナボナは一日に4万~8万個もの数が作られています。ナボナの特徴は、和菓子の感覚を活かしたどら焼き風の形状と、ソフトカステラの軽い口溶けのふわっとした食感です。ナボナを作る過程で最も苦労したのは、このふわっとした食感を開発したことだそうです。生地のきめ細かさを保つために材料の温度調節、粉糖の量など細かいところまで気を配り、製造しています。

亀屋万年堂の名前の由来は、創業者が修行をしていた「亀屋」というお店からのれん分けをしてもらいいただいた名前で、「万年堂」は、「鶴は千年、亀は万年」という言葉からきています。

亀屋万年堂の工場、とにかく広かったです。工場では衛生管理を徹底しています。工場に入るには、帽子と白衣と白い靴を着て、洗面所でマスクをして粘着ローラーをかけブラシを使って手洗いしたあと、エアーシャワー室でさらにクリーンにします。その他にも工場に入る従業員がケガをした場合、絆創膏は青色を使用するなどして、商品に異物が入った場合に、すぐに気がつくようにするなど、工夫しています。安全・安心・おいしい!が徹底されています。
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お菓子ができるようすを見せていただきました。1個のナボナは20分で出来上がります。その全9工程全て見学させてもらいました。1.ミキサーで混ぜる 2.生地を絞る 3.粉糖をかける 4.オーブンで4分30秒焼く 5.生地の中のガスを抜く 6.品質管理(形が違うものは機械で捨てられる) 7.ジャムとクリームをサンド 8.出来上がったものを包装 9.ケースに入れる です。 私たちがこの9過程の中で一番驚いたのは品質管理の段階で形が悪いもの、大きさ違うものは機械でよけられていたことです。実際にナボナがよけられている現場を見せてもらいましたが、品質管理も徹底されていました。少しもったいない気もしますが、私たちに提供する商品をより良いものにしようとする現場を見て、ナボナが長年愛されている理由が分かりました。20メートルもあるオーブンはすごく迫力がありました。
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また、工場内には新商品を開発する部屋もありました。ナボナは和菓子のようで洋菓子のような種類のお菓子で、お茶にも合うし、紅茶やコーヒーにも合いますよね。亀屋万年堂では季節に合わせた新しい味のナボナを常に開発しています。他にも「ママンミール」などは、しっとりした食感と程よい甘さの滑らかな餡がフィットしていてお勧めです。

亀屋万年堂
http://www.navona.co.jp/

 

記事担当:小森悠生、佐藤恵香、須永詞葉、森田智大、山田大輝、北川百佳、中島万賀
取材:千葉 友貴、橋本みなみ、小田 奈々花、中島 万賀、武信 和未、後藤 篤人、森田 智大、北川 百佳、佐藤 恵香、小森 悠生、小笠原 凛、須永 詞葉、清水 八雲、松村 大我、置田 まひる、石崎 南実、山田 大輝

 

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