ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

「ライオンキング」や「キャッツ」などさまざまな舞台で日本で知らない人がいない劇団四季。その本部が青葉区あざみ野にありました!

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劇団四季の創立は1953年7月14日。「演劇に革命を起こすんだ!」という意気込みから、フランス革命と同じ日に設立したそうです。お芝居が好きな大学生10名が集まり、スタートしました。やがてミュージカルを上演するようになりますが、それは設立メンバーに音楽が好きな人が多かったからかもしれません。ここ、あざみ野に芸術センターができたのは1983年。この年は劇団四季が初めてキャッツを上演した年でした。劇団四季ではバラエティに富んだ舞台を上演していて、もちろん、見に来る人の年齢もさまざまですが、たとえば、ライオンキングは家族連れが多く、オペラ座の怪人やセリフ劇は大人が多いなどの傾向もあります。

劇団四季といえば、ミュージカル。日本に昔からある「歌舞伎」。歌(うた)、舞(まい)、技(わざ)という、そのこころが、もしかしたら西洋のミュージカルと通じる物があり、日本に広く受けいれられたのではないか、と広報の久保さんは話してくれました。

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ミュージカルでは、たくさんの役者さんが出演しているように見えますが、ライオンキングは39人、キャッツは24人だそうです。舞台の主役は、入団してすぐにできる人もいれば、長年、練習を積んでようやく主役になれる人、また、なれない人もいるとのことです。厳しい世界だな、と思いました。建物の廊下に「なれ、だれ、くずれ=去れ」「1音落とすものは、去れ」と大きく張り紙がしてあり、それを貼ってあるテープは茶色く変化していて、年月を感じました。すごいところにきちゃった・・と思い、身が引き締まる思いでした。

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お話を聞いたあと、レッスンを見ることができました。レッスンは研究生からベテランの人まで一緒に、毎日基礎練習を行うそうです。私たちが取材した日も、たくさんの人(50人はいたと思います)が発声練習やバレエのレッスンを受けていました。レッスンのようすをみているだけでも迫力があり、みなさん真剣でこわいくらいでした。こういった基礎のレッスンはとても大事だけれど、最も大切なことは「演劇に対する情熱を忘れないこと」だそうです。

以前、私の小学校にも劇団四季の方が来てくださり、いろいろな話をしてくださいました。ですが、今回取材した内容は、知らないことだらけでした。とても刺激的で強く心に残る取材となり、いますぐにでも、公演を見に行ってみたい!と思いました。

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劇団四季
https://www.shiki.jp/

記事:折谷紗朋子、北川百佳
取材:岩井晶奈、小笠原凛、小田あんず、折谷紗朋子、北川百佳
(2015.8.7)

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