梅雨明け翌日の夏らしい暑い日、私たちは都筑区役所に行き、昨年都筑区長になった畑澤健一さんに取材を行いました。
区長さんの顔も仕事のことも知らないので、ドキドキしながら部屋に入りましたが、区長さんは優しい笑顔で私たちを迎え入れてくれました。最初の自己紹介の時には、一人一人に名刺もくださいました。
まず、なぜ、区長になったのかを聞いてみると、「市長に指名してもらったからだよ」と教えてくれました。それを聞いて、区長は区民の投票で選ぶのではないことを初めて知りました。都筑区長のお仕事の前は、福祉保健の部署や、病院の事務などの部署で働いていたそうで、区役所の仕事は初めて、とのことです。
「いつも都筑区の色々な所に行っている、とホームぺージでみたのですが、そこでどんな事をしているんですか?」と聞くと、行事の準備をがんばってくれる人にお礼をしたり、来場者の前で挨拶をしたり、区民のみなさんの区に関するさまざまな要望やお話を直接聞いたりしているそうです。
区長の仕事の中で大切に思っていることは、「区民の安全を守ること」だそうです。防災に関する仕事もたくさんあります。地域に住んでいる人たちと防災訓練をしたり、土砂災害が起きないように区内を点検したりもします。また、災害が起きた時には、区内の中学生に、小さい子の無事を確認してもらっているところがあるということも聞きました。一言で「防災」と言っても、区長さんは色々な対策を考えてくれていることがわかりました。
防災訓練について、もうすこし詳しく聞きました。年に1回、地震で人がけがをした時のために、ドクターと看護師たちとも一緒に訓練しています。また、都筑区に2つある大きな川が増水して洪水になった時の訓練や、区には「崖」とよばれるところが300以上あり、警報が出たときに近くにいる人たちが避難できるような訓練も行います。他にも、年に1回ボランティアさんと避難所の食事などを作る訓練をするそうです。いろいろな訓練をやっていることが驚きで、区長さんは区の安全を考えてくれているんだな、と改めて思いました。
区長さんにとって、都筑区はどんなところですか?と聞くと、「公園と公園が緑道でつながっていて緑が多いところ、また、若い人が多く、とくに子どもたちの声がまちに響いていて、元気なところ」だそうです。区長さんは、区内の緑道も含めて、走るのが好きなのだそうです。区長さんは、都筑区をとても愛している人でした。
今まで区長さんや区長さんの仕事のことは全然知りませんでしたが、最後まで優しくわかりやすく話してもらって、区長さんのことがとてもよくわかりました。区民のためにいろいろ考えてくれている区長さんがいる都筑区は、安心して暮らせるまちだと思います。
都筑区役所 区長さんあいさつページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/kuchou/
記事:折谷穂音子 齊田琴葉
取材:村田美優 岩井晶奈 山田大樹 吉村心琴 河西礼 折谷穂音子 大庭万侑 齊田琴葉