ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

都筑区と川崎市の境目に近い、東山田(ひがしやまた)にある東急バスの営業所に取材に行きました。東急バスは、シンプルな銀色に赤のラインの車体。都筑のまちでも、走っているところをよく見かけます。また、利用している人も多いと思います。

東急バスは27年前に東急電鉄から独立し、平成10年に東急トランセを設立をしました。2つの会社をあわせて、約2600人が働いています。東京23区と川崎、横浜で事業をおこなっています。バスは全部あわせて1日に約10万キロを走っています。地球1周が3万6千キロなので、どれだけたくさんの距離を走っているかがわかります。

取材に対応してくださったのは、総務課の方、バスの路線を管理されている方、整備士の方です。たくさんのお話を聞くことができました。

東急バスは、『お客さまの生活に合わせた会社づくり』を心掛けています。また、環境にやさしい車両やバリアフリーの車両を取り入れるなどの取り組みもしています。

私たちが訪問した「東山田営業所」では、75台のバスがここから出発していきます。東山田営業所は神奈川県にある東急バス営業所の車検を行う場所でもあり、大きなバスを整備する設備が整っています。バスの車体は1か月に一度点検します。私たちはその工場を見せてもらいました。バスの運転席にも乗せてもらい、ドアの開け閉めなどの体験もさせてもらいました。

廊下に、危険だと思われる場所の写真が、「ヒヤリ・ハット」ポイントとして地図の上に貼ってありました。『事故のない運行』への取り組みとして、ドライブレコーダーを設置し、危うく事故になりかねない、ヒヤッとした場面を、ドライバー同士で見る機会を設けて、共有し、事故防止に努めています。すると、事故件数の減少に見事成功!会社で10年間と比べると、事故件数が約半分に減りました。

また運転技術をみがくための安全なドライバーコンテストを社内でおこなっていたところ、他のバス会社から、一緒に行い、盛り上げられないかという話が生まれ、D-1グランプリを行いました。さまざまな会社のバスが勢揃いする一大イベントになりました。

東急バスでは、女性のバスドライバーを多く起用していますが、それはお客さまにより、『きめ細かい』サービスを受けてもらうためだからだそうです。

東急バスを取材して、運転技術をみがき、あぶないポイントを勉強したりして、安心安全なバスを走らせる努力をたくさんしていることがわかりました。

記事:石渡晴翔
取材:石渡晴翔 宮下敦行 四方あかり 森結里 鈴木翔大

東急バス
https://www.tokyubus.co.jp/

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