都筑区勝田町にある、国の重要文化財「関家住宅」を取材しました。いつでも見学できる施設ではなく、年に1回ほど、横浜市教育委員会を通して、見学のイベントを行っています。今回お願いして、特別につづきジュニア編集局が取材させてもらうことができました。
「母屋」は築400年以上にもなります。15年前に、大規模な解体修理をしたそうで、その修理には、約3年もかかり、建築当時のようすが再現されました。その母屋に上がらせてもらうことができました。建物は1本の木を自然のまま梁に使っていたりと、すばらしい建築技術だということがわかりました。
当時のヤリや弓もそのままの形で保存されていました。主屋は、田の字の形に仕切られていて、その隣に「書院」という建物がありました。書院は昔、応接間として使っていたそうで、特別なお客さましか 入れなかったそうです。裏庭には、井戸もあり、災害などで、断水した時には、水を飲んだりできるそうです。 庭や主屋の面積を合わせると、1万㎡もあり、昔であれば、ひとつの町ができるくらいの広さです。
ここを保全していくために、地域の方にも協力してもらっているそうで、関さんは、そのボランティアの方達に感謝するために、母屋にある土間を使い、敷地内で取れたタケノコを煮たりすることもあります。つい2年半ほど前までは、ご案内いただいた関篤己さんのおとうさまが母屋住んでいたそうで、建物が活き生きと使われていることがすごいなと思いました。都筑区の宝物として、ずっと残してほしいと思いました。
記事:村田 美優 小森悠生
取材:村田 美優 小森悠生 樫山 もも花 狩野 未侑 神田 沙緒里 折出 実優 折谷 紗朋子 藤沢 春花 清水 八雲
(2015.8.3)