私たちは、センター南駅の近くにある都筑警察署に取材に行きました。都筑区の日々の安全を守ってくれている場所です。
はじめに高校生から大人を対象に、これから警察官になりたいと思った時に見るビデオを見ました。そのビデオは、警察署の『地域部』、『生活安全部』、『刑事部』、『交通部』、『警備部』5つの部署について説明しているものでした。
その内容をまとめました。
『地域部』
この部署は、私たちの一番身近な存在である交番や駐在所の警察官が所属しています。24時間体制でまちを守っています。その他にも、「警察用船舶」「航空隊」「鉄道警察隊」でまちを守っています。
『生活安全部』
振り込め詐欺の撲滅や、非行少年を生まないための「非行防止教室」などの活動を行っています。また、違法カジノやコピー商品の取締りもこの部署の役割です。
『刑事部』
重要な事件の解決や暴力団の追放。さらに、「警察犬」が活動するのもこの部署です。また「双子芸人☆まかりな☆」が特命大使になり、犯罪インフラを生まないための環境づくりに取り組んでいるそうです。
『交通部』
交通違反やひき逃げの取締り、高齢者と子どもを事故から守るため「交通安全教育」の実施などを行っています。また、お正月恒例の「箱根駅伝」では白バイなどで安全を確保しています。
『警備部』
自然災害や重大な事故災害のときに救出救助活動、避難誘導活動などを迅速に行っています。国際テロの脅威から県民の安全を守り、減災への呼びかけ活動なども行っています。
ビ デオを見終わったあとは、警察官の渡邊さんにお話を伺いました。警察官になるためには、まず警察学校に通います。警察学校は、『警察官になるために入る』 のではなく『警察官になった人が入る(警察官の試験に合格した人)』ところです。警察学校に在籍中でも既に警察官であるため、テロや大きな災害などがある 場合は出動します。
ちなみに、警察学校は高卒で1年間、大卒で6ヶ月通います。警察のお仕事に休日はなく、24時間交代で常にパトロールしています。犯人が逃げている場合は、パトカーとヘリが無線で連絡をしあって犯人の位置を教え、捕まえるそうです。
防刃ベストの試着や銃弾を防ぐ盾、ヘルメットを持たせて頂きました。防刃ベストは交番やパトロールをしている警察官が勤務中に着用しているもので、鉄の粒が 入っています。着てみると体を動かすのも大変なほど重いもので驚きました。また、盾やヘルメットも、持つのもやっとで、とても重かったです。ヘルメットは ジュニア記者が被ると重すぎて首を痛めてしまうので、持つだけとなったほどです。警察官の方々がこんなにも重いものを日々、着用しているということをはじ めて知りました。
今回の取材で、警察官の方々が24時間体制で一生懸命、私たちの日々の安全を守ってくれていることがわかりました。また、警察官は私たちの身近な存在ですが、知らなかったことなどもたくさんあり、話を伺ったのは貴重な体験ができました。
最後に、警察の方から私たちへ、気を付けてほしいことについて、お話がありました。
1つ目は、昔よりも自転車事故が多くなっています。気を付けて乗って欲しいです。乗り方の規制も厳しくなりました。
2つ目は、夏は、川などの水系の事故が多いです。みなさん気を付けて遊んでください。
(2015.8-19
記事担当:神田 沙緒里、大庭 爽矢
取材:折出実優、加藤凜、清水八雲、須永詞葉、井上大耀、後藤篤人、永井奏音、小笠原凛、西村太一、遠藤凛音、北野智奈、實籾映美