私たちジュニア記者は、横浜みなと博物館にオンライン取材をしました。
横浜みなと博物館は、横浜港をテーマにした初めての博物館です。「歴史と暮らしのなかの横浜港」をメインテーマに、横浜港に関する調査・研究、資料・図書の収集・保存・展示・公開、教育活動を通じて、一人でも多くの人が、横浜港を知り、考え、楽しむことができる博物館を目指しています。館内には、横浜の港と船を愛したデザイナーで画家の柳原良平さんの作品を展示する柳原良平アートミュージアムもあります。その他にも、特別展示室でその時限定の展示をしたり、横浜に関係ある船や客船の模型を展示したりしているそうです。
取材には、学芸員の奥津さんが対応してくれました。
Q:日本丸は、いつ出来たのですか?
A:帆船日本丸は、1930(昭和5)年にできました。日本丸は、船員を養成する練習船で、1984(昭和59)年に引退するまでの54年間に、一万千五百名もの実習生を育て上げました。
Q:日本丸は、今でも動くのですか?
A:毎年、船としての検査をしていて、法律上、動かして良いことになっています。実際に帆を使って航行することができますが、ドックの外に出るためにはドックの扉や橋を動かしたり、浅瀬を深く掘ったりする必要があります。
Q:横浜港やその周辺は、どうして発展したのですか?
A:横浜港は、それぞれの時代に絹の原料となる生糸や、自動車などを外国へと輸出することで発展しました。港が発展すると、周りにも段々と人が集まって来るので、町も発展して、賑やかになったのです。
質問をする中で、記者から「横浜の海には魚がたくさんいるから、魚も展示できませんか?」という提案も出されました。学芸員さんは、「生き物を、博物館内に展示するのは少し難しいかも知れないが、屋外なら可能かも知れない、検討していきたい」と答えてくださいました。
記事:宮下愛彩