私は、横浜開港祭に行き、ジュニア記者として取材をしました。多くのブースがありましたが、特に気になった12のブースでのインタビューをまとめました。
1.サイワークス ドローンスクール
インタビューした人:中山 慶一郎さん・岡 輝さん
Q.本社はどこにありますか?
宮崎県宮崎市大工2丁目97番地3に本校があります。
Q.創業は何年ですか?
2021年です。
Q.どんなことをしている会社ですか?
ドローン操縦の資格を取るための学校をやっています。
Q.全国に何校ありますか?
9校あります
Q.ドローンはどんなふうに使われていますか?
建築の足場調査や、CMでの画像撮影などに使われています。将来は、荷物を運んだりするなどの活用が期待されています。
Q.重いドローンと軽いドローンは、どちらが操縦しやすいですか?
重いほうが丈夫で、風に流されにくいので、操縦しやすいです。
Q.ドローンの飛ばせない天候は?
雨だと飛ばすことができません。
Q.一番小さいドローンの重さは?
60gほどです。
Q.ドローンの値段は?
2万~35万円ほどです。
感想:サイワークスの中山さん・岡さんにお話を聞いて、将来ドローンが人の交通手段になったり、荷物を運んだりしてくれるかもしれないということに驚きました。私は、今まで「ドローンだ。凄いな!」くらいにしか思っていなかったのですが、ドローンの活用方法にとても興味がわきました。これからドローンにはどんな可能性があるのか調べてみたいです。
今回は、ドローン操縦体験をさせてもらいました。ドローンを操縦して輪にくぐらせるのは、思っていたより難しく、何回か失敗してしまいましたがとても楽しかったです。
2.株式会社タテシン
インタビューした人:渡辺 大輔さん
Q.普段どんなことをしている会社なのですか?
オーダーメイドの家具屋をしています。
Q.今までつくった家具のなかで、一番難しかったものは何ですか?
オーダーメイドをするお客さんは、普通には売っていないものを求めていることが多いので、全部の家具が難しいです。
Q.このテントではなにをしているのですか?
廃材を使った椅子作りのワークショップです。
Q.いつからこの活動をやっているのですか?
今年からです。今までに廃材を使った椅子以外にも、テーブルや本棚などを製作しました。
感想:渡辺さんのお話を聞いて、そのまま捨てられてしまうだけだと思っていた廃材が、椅子やテーブルなどの、しっかりと使える家具に変身するのにとてもおどろきました。家具以外にも、廃材などを活用して作られているものがあるのか、気になりました。
慣れない取材でしたが、渡辺さんがとても丁寧にお話してくれてうれしかったです。
3.神奈川県警察
インタビューした人:大崎 捻さん
- このテントでは何をしているんですか?
白バイと一緒に記念撮影ができるというイベントです。「ホワイトエンジェルス」という神奈川県警の女性部隊がきています。
Q.なぜこのテントを出したのですか?
みんなに「交通安全」についてしってもらうためです。
Q.普段はどんなことをしているのですか?
普段は交通事故が多い道をパトロールしたり、パレードや駅伝、マラソンなどのイベントの交通対策をしたりしています。また、この横浜開港祭のようなイベントで、みんなに交通安全の大切さをアピールするなどもしています。
Q.交通事故の特に多い原因は?
わき見運転や、スピードの出しすぎなどです。
感想:大崎さんのお話を聞いて、やっぱり交通安全はとても大切だな、と思いました。 また、白バイといえば男性というイメージがあったので、白バイに女性部隊があることに驚きました。
4.株式会社TBM
インタビューした人:石橋 未来さん
Q.このテントで出している、「LIMEX」という素材は何ですか?
「LIMEX」というのは、石灰石(チョークなどに使われる石)から作る、プラスチックや紙の代わりになる新素材です。水にも強く、破れにくいです。石灰石から作るので、水や石油をあまり使わないし、材料を海外から輸入する必要もありません。また、作るときに出るCO2の量も減らすことができます。
Q.どんなところで使われているのですか?
例えば、「LIMEX」で作ったレジ袋がたくさんの企業で使われています。(羽田空港やセリア、ヨドバシカメラなど)また、吉野家のメニューの紙や、この横浜開港祭で売られているドリンクのコップも、「LIMEX」で作られています。6000以上の企業で「LIMEX」が使われています。
感想:石橋さんのお話を聞いて、「LIMEX」が石からできていて、セリアなど私たちがよく行くお店で実用化されているというのに驚きました。レジ袋は、全部プラスチックでできていると思っていたので、「LIMEX」で作られていることにはまったく知りませんでした。これからは私たちの周りにある物の素材を気にしてみたいと思いました。石橋さんは、かっこよくて優しいお兄さんでした。
5.株式会社フィルズ
インタビューした人:福田 圭祐さん
Q.どんなことをしている会社なのですか?
プラスチックのペットボトルを削減するため、マイボトルに入れる用の中身だけを販売するというサービスを行っている会社です。
Q.どんなメリットがあるのですか?
お店は、ペットボトルなどの容器を買うコストが減らせるし、お客さんは、容器を持って帰って捨てるという手間が省けます。
Q.具体的にどんなドリンクを販売するのですか?
お茶や、ジュースだけでなく、スープやサラダ、パスタなどのごはんも販売しています。なので、お店に合わせていろいろな「中身」を提供することもできます。
感想:普段のどが渇いたのに水筒の中身がなくなったらペットボトルを買うしかないと思っていました。フィルズのように中身だけを販売してくれるサービスがどこでもすぐに使えたら、絶対に使いたいです。
6.ふくしまアクアマリン(公益財団法人ふくしま海洋科学館)
インタビューした人:ボランティアでお手伝いしている方
Q.ここでは何をしていますか?
移動水族館です。子どもたちに、生きた魚たちに触れてもらう体験を提供しています。
Q.どんな魚たちを展示しているのですか?
子どもたちが安全に触れることのできる、ナマコ・ウニ・ヒトデ・トチザメなどです。福島県沿岸に生息する海の生き物たちを運んできました。
Q.移動するときはどんな風にしているのですか?
小さな入れ物で小分けにして、魚たちにストレスがかからないように運んでいます。
感想:移動水族館はあまり見たことがなかったので、取材しましたが、子どもたちに大人気で、とても長い行列ができていたので、私たちは取材だけで我慢しました。遠くからですが、水槽ではねている魚を目撃しました。触ってみたかったです。
取材に応じてくれたのはボランティアの方で、分かりやすく説明してくれました。
7.Mamaro(Trim株式会社)
インタビューした人:Trim株式会社のスタッフの方
- mamaroとは何ですか?
赤ちゃんのお世話ができる、設置型休憩所です。部屋の中にはモニターがあって、赤ちゃんのお世話をしながら子育てに役立つ情報を見ることができます。
照明は柔らかい膜で覆われていて、赤ちゃんやお母さん・お父さんが頭をぶつけても痛くないし、怪我もしないようになっています。コンセントなどもあるので、休憩中にスマホなどの充電もできます。中にある椅子は、動かしてソファーにできるので、寝転んだり、もたれたりすることができます。
Q.移動・設置するときはどうするのですか?
下にキャスターがついているので、簡単に移動させることができます。
Q.全国にどれくらい設置されているのですか?
現在は約400台が、ショッピングモールや観光施設などに設置されています。
感想:私は、ショッピングモールなどで赤ちゃんがいきなり泣き出してしまって、困っているお母さんやお父さんを何回か見かけたことがあります。そういう時にMamaroが近くにあればとても便利だと思いました。
8.ランタンポート
Q.どんな会社が協力しているのですか?
「東洋マリンサービス」さんです。
Q.ランタンは何個あるのですか?
約1200個あります。ひとつのロープの重さは約800㎏です。ランタンには、横浜市民の方達に呼びかけて、「コロナが終わったら何をする?」をテーマに絵や文字を書いてもらいました。
Q.いつからこのイベントを始めたのですか?
去年からです。準備に約4~5ヶ月かかりました。
ディズニーのラプンツェルのランタンを横浜でもできないだろうかと思って始めました。
去年は糸が切れるなどのトラブルで失敗してしまったので、今年はそのリベンジです!
- どんな人が手伝ってくれているのですか?
秀英高校・聖心女子高等学院の生徒さんが手伝ってくれています。
感想:夜の本番のため、大量のランタンを組み立て・吊り下げていました。
1200個ものランタンがあると聞いて驚きました。
わたしは、取材が終わった後も、花火が終わるまで残っていたのですが、ランタンポートは夜になると、とてもきれいに光っていて、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。たくさんの人が、ランタンポートに見とれていていました。
9.エコステーション
- 何種類に分別しているのですか?
7種類に分別しています。プラスチックごみが一番多いです。
- 一番分別が大変なごみは何ですか?
ペットボトルのごみの分別が難しいです。
Q.一日で何袋ぐらいのごみが出ますか?
ひとつのエコステーションで大きめのゴミ袋、5、6袋分のごみが出ます。
感想:開場内にあるエコステーションでは、取材中にもたくさんのごみが持ち込まれていました。
また、夜の花火が終わったあとでは、ゴミ箱からあふれてしまったごみが山のようになっているところも見かけました。
こういうイベントではいつもこんなにたくさんのごみが出てしまうんだなと思い、このたくさんのごみの処理をどうやっているのかも気になりました。
10.まもるくん(横浜市道路局マスコットキャラクター)
Q.まもるくんは何のキャラクターですか?
横浜市の、交通安全を守るキャラクターです。
Q.普段はどんな活動をしているのですか?
4月に行われる、小学校・幼稚園の新入生用の交通安全のイベントに出るなどをしています。まもるくんは人気で、くじびきになることもあります。まもるくんがいかない場合は、ピーガルくんや、ルールちゃんがいくこともあります。
感想:「都筑まもる」くんは、都筑区では有名なキャラクターなのでよく知っていましたが、このタヌキの「まもるくん」は初めて知りました。そういえば、小学生の時にキーホルダーをもらったことがありましたが、警察の交通安全のキャラクターだと思っていました。横浜市のキャラクターだと知って驚きました。
11.P&P株式会社
Q.何を売っているのですか?
マスクにつけるアロマシールです。
Q.なぜ作ろうと思ったのですか?
マスクをつけると息苦しいですよね。「ティートリ精油」は呼吸を助けてくれる成分があり、それを使っているのですが、その匂いをよくするためにアロマをプラスして開発しました。そしてこのシールになりました。
感想:テスターをもらってマスクにつけてみたのですが、とてもいい匂いがして、息がしやすくなりました。めちゃくちゃおススメです!家でも調べて、使ってみたいです。
12.ボーイスカウト
Q.どの団が来ているのですか?
来ているのは、横浜市連合会で、横浜地域のボーイスカウトの団がまとまって来ています。
Q.何のために来ているのですか?
ボーイスカウトの宣伝のためです。
私はボーイスカウトに入っているのですが、横浜連合会のことは知らなかったです。
最後の取材だったので、あまり時間が取れず、質問が少なくなってしまったのが残念でした。
記事・取材:竹内美裕