都筑中央公園取材

自然と人が共に生きる場所、都筑中央公園を歩く     記事:小川悠樹

都筑中央公園は、港北ニュータウン開発と共に今から約23年前に作られた公園で、住居から近くに自然があることによって地域の人々が快適に暮らせることを目的としています。面積は19haもあり、その広さはなんと東京ドーム4個分にもおよびます。

 そんな都筑中央公園は、4つの部会によって成り立っています。一つ目は、里山の管理や収穫を行う「田畑保全部会」。二つ目は、里山の整備などで出た間伐材を炭として再利用する「炭山部会」。三つ目は園内の生態系を調査して記録する「調査部会」で、最後の一つは、子どもたちが自然と触れ合う「ジュニアくらぶ」の活動を支える「親子自然体験部会」です。ジュニアくらぶは、稲の収穫など好奇心をくすぐるような体験がたくさんあり、子ども達におすすめしたいです。

 また、年中行事がたくさんあることも都筑中央公園の大きな魅力です。たとえば春には、「ローザ・つづきく」というフランスの姉妹都市から送られてきたバラをめでる「バラ祭り」があります。夏には恒例の流しそうめんも行う「七夕まつり」、秋には稲などを収穫しそれらを調理して食べる収穫祭の「里山まつり」、そして冬には「お正月遊びと餅つき」があり、昔ながらの凧あげやコマ回しを楽しむことができます。そのほかにも、公園内の竹で食器を作り、カレー等を自分たちで調理し、園内で寝泊まりする「防災キャンプ」や、園内で体験や観察する「都筑里山ウォークラリー」など、多くのイベントが存在します。

今回僕たちは、流しそうめんの行事で使う竹を加工する現場を取材しました。みなさん元気に活動しているのが印象的で、最高年齢はなんと93歳と聞いてとても驚きました。

園内でとれた竹を使って竹とんぼを作っている現場も見せてもらいました。手作業の細かな作業によって一つひとつていねいに作られる竹とんぼには、とても魅力を感じました。

園内の散歩では、トンボやセミ、バッタ、鳥など、いろいろな生物を見ることもでき、とても楽しい時間でした。ぜひみなさんも、緑あふれる都筑中央公園に行ってみてください。

昔ながらの里山を残す都筑中央公園  記事:吉田皓正

都筑中央公園は、東京ドーム4個分の大きさの区内最大の公園です。港北ニュータウンをつくるときに、心を休められるようにと、区の中心につくられたそうです。

昔ながらの里山を残すため、都筑里山倶楽部がいろいろなイベントを企画しています。
1年間に4回、季節ごとに大きなイベントがあって、その一つの春のバラまつりでは、都筑中央公園と都筑区役所でしか見ることのできないフランスから贈られたバラ「ローザ・つづきく」を見ることができます。
それら以外にも、炭焼きや竹細工を体験するイベントもあります。

あまり最近では身近に見ることができなくなった、カイツブリやオニヤンマが生息しています。自然豊かなところにしか自生しない植物、キンラン、ギンランも見ることができます。そんな自然を楽しめる公園です。

都筑中央公園ではミツバチを育てていて、レストハウスではちみつを買うことができます。スーパーなどで売っているものよりも香りが強くて、濃厚な甘みがあり、とても美味しかったです。皆さんもぜひ味わってみてください。

都筑中央公園のホームページはこちら
https://tzksatokura.org/

 
シェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次