草食動物が中心の動物園 記者:渡辺晴
金沢動物園は、野毛山動物園の分園として、1982年に開園しました。
シロイワヤギ、プロングホーン、オオツノヒツジの、3種類の草食動物から始まりました。
金沢動物園のアフリカ区に、オカピのキィァンガがいます。キィァンガは今年で、29歳になった、日本最高齢のオカピです。また世界で9番目に高齢の、オカピでもあります。
キィァンガは飼育員さんがあげた餌だけでなく、展示スペース内に生えている草を選んで食べていることもあります。
オカピはキリンの仲間だと聞いたことはあったのですが、どんなところがキリンに似ているのかはあまり知りませんでした。今回はオカピがとても近くにいたので、詳しく観察することができました。
1つ目に似ているところは、オカピのオスには頭に小さな角が生えていることです。キリンの場合その角はケンカの時に使います。
2つ目は、舌がとても長いことです。舌は食事の時に葉っぱを巻き取るのに使います。
3つ目は、しっぽです。細いので切れてしまうのではないかと、心配になります。
4つ目は、二つに分かれたひづめです。安定して立つために、とても重要です。
金沢動物園は、他にも、特別展の「身近ないきものを知ろう」や、「標本の展示」もありました。生き物が好きな人には、1日では物足りないようなところです。ぜひ訪ねてみてください。
1,000頭の動物がいる動物園 記事 吉田皓正
横浜市には3つの動物園がありますが、金沢動物園はその中で最大の動物園です。
金沢動物園の特徴は、ほとんどが草食動物ということです。
最初はヤギやヒツジのなかまなど、3種類10頭の動物しかいませんでした。それが開園から42年たった今では、およそ50種類1000頭以上の動物が暮らしています。
金沢動物園には、日本では金沢動物園とズーラシアでしか見られないオカピがいます。オカピはキリンの仲間ですが、見た目は全然違います。けれど食事をするときに出てくる舌はとても長いので、キリンの仲間であることに納得しました。
みなさんも、動物園でじっくり観察してみると、新しい発見があるかもしれません。