取材・レポート
地域密着の家づくりをする「ハウスワン」を取材!
センター南駅から徒歩5分ほどの、通りに面した場所に、ハウスワン株式会社はありました。入り口を入ると、とっても明るくおしゃれな空間が広がっていました。ハウスワンは木造建築専門で、設計と施工を一環して行う会社です。
社内には、たくさんの設計士さんが、色をきめたり、外観や、部屋やトイレの場所などのお仕事をしていました。ここは32人が働いていますが、川向町にも会社があり、会社全体では、72人の社員が働いています。毎年200件くらいの家を建てていて、いままでに2000件くらいの家を建てました。また、ハウスワンでは、家を建てるだけでなく、リフォームも行っています。
家を建てた記念に、どのような工程で作られたががわかる冊子をつくってプレゼントしています。多くの人が一生に一度になる、大切な家を建てるという過程が目に見える、すてきな記念になる冊子だと思いました。
ハウスワンでは、地域の中に溶け込みたいと、地域と連携する、さまざまなイベントに参加しています。そのひとつ、毎年秋に行われる「タウンセンター子育て地蔵まつり」では、「ものづくりの楽しさをこどもたちに伝えたい」と、木造建築の枠組みを建てる体験の場を無償で提供しています。あっという間に予約でいっぱいになる、子ども達に大人気の体験イベントです。
また、今年5月から、FMサルースに、HOUSEONE presents… 続きを読む
「次世代のこどもたちに、いつまでのこのままの地球を残したい」「そのために持続可能なエネルギー社会をつくりたい」という強い想いから、19年前に「横浜環境デザイン」は生まれました。社長さん自身も現在小学生のお子さんのお父さんです。
最初は数名でスタートした会社でしたが、東日本大震災をきっかけに自然エネルギーの大切さについて、多くの人達の関心が高まり、会社も忙しくなり、成長してきました。新しい関連会社を次々につくり、現在は自然エネルギーをテーマに、主に4つの事業を行っています。1.太陽光パネルの販売、2,太陽光パネルの設置 3.太陽光パネルのメンテナンス、4.野菜工場の運営、です。
新横浜のオフィスに入るとまず、太陽光パネルが展示してありました。こんなに間近でみたことはなかったので、太陽光パネルにもいろいろな種類があるのだと知りました。太陽パネル1個あたりの1時間につくれる電気の量は季節や日照条件などによって変わりますが、約200~300W/1枚だそうです。これはおよそ冷蔵庫一台分の電力量とだそうで、かなりの量の電気が生まれるのですね。
発電所もたくさん手掛けていて、それらの写真が社内にたくさん掲示してありました。「今までで、いちばん大きな面積のある太陽光パネルを作った場所では、どのくらい電気の量がつくれるのですか?」と聞いたところ、15メガもの電気量が作れるところを作ったそうです。横浜環境デザインが持っている自社発電所の電気量で、大きな面積では2メガの電気量がつくれます。どちらもとても大きな発電ができるのですね。
新横浜のオフィスは、都筑区勝田町から2014年に引っ越してきました。現在都筑区早渕にある「横浜施工・物流センター」に、新しくはじめた事業のひとつ野菜工場で水耕栽培(水のみで野菜を育てる栽培法)を行う、「都筑やさいファクトリー」があります。屋内での野菜づくりのよいところは、虫などがつかないため、無農薬で栽培できるところです。少ない場所で効率よく育てられ、お天気にも影響されないため、安定した野菜作りが可能です。「横浜施工・物流センター」では、レタスやルッコラなどの葉物野菜が栽培されて、レストラン等に出荷しているそうです。 … 続きを読む
池辺町の鶴見川が近い場所に、大平技研はありました。会社は大きな看板もなく、奥まったところにあり、世界中に知られている会社とは思えない、こじんまりしたところでした。
社長さんの大平さんが、会社の説明やどうしてプラネタリムをつくるようになったのか、について話してくれました。大平さんは、すでに小学生のころ、自分で設計図を書き、段ボールに穴をあけ、ピンホール式プラネタリウムをつくっていました。川崎市青少年科学館のプラネタリウムに通い、校長先生に紹介してもらった学芸員さんと仲良くなって、プラネタリウムのしくみを教えてもらったりするようになりました。
小学生の大平さんが書いた設計図をみせてもらいました。
大学では機械工学を専攻したのですが、まわりの友人たちは、車のメカニズムなどに興味を持つ中、大平さんは、学園祭で自作のプラネタリムを展示しました。投影機、ドームなども手作り。当時、画期的だったため、大学生だった大平さんに、たくさんのマスコミの取材がありました。そのプラネタリウムから、さらに改良を続け、大ヒットした「MEGASTAR(メガスター)」をつくりました。メガスターのすごいところは、それまでの機械の100倍以上にあたる170万個の星を、世界で初めて映せるようにしたことです。これまでは6.5等星までの星しか映すことができなかったのですが、メガスターは12.5等星の星まで映すことができ、投影機の歴史をぬりかえました。現在では2200万個も映せるそうです。また、世界で初めて手軽に移動できるコンパクトサイズにしたのも、大平技研の技術です。それまでは運んだり移動させたりするのがとても大変だったそうです。ホームスターという家庭用のプラネタリウムでさえ、6万個を上映できるすぐれものです。 いつも新しいものを切り開いてきた大平技研の技術は、まねをされることも多いのですが、大平さんは「まねをされるくらいのものを創る」という気持ちでいるそうです。現在は、コンピュータグラフィックをプログラムに組み込む技術も取り入れています。
光学式プラネタリウムをつくっている会社は、世界に4つしかないそうです。そのうちの3つがなんと日本にあり、そのひとつが大平技研です。大平技研のメガスターは、世界中から注文があります。私たちの近くでメガスターの投影が見られるところは、かわさき宙と緑の科学館、神奈川工科大学厚木市子ども科学館、日本科学未来館などです。 そんな大きな仕事をしている、大平技研なのですが、社員は16名しかいないことに驚きました。プラネタリウムの設計、製作、販売まで、ここでつくっていて、プラネタリウムの移動公演、上映番組の制作も行っています。… 続きを読む
8月18日、東京都市大学横浜キャンパスで、ミニビブリオバトル」が開かれました。 ビブリオバトルとは、プレゼンターが自分のおすすめの本を紹介し、そこに集まった読みたくなった本を投票してチャンプ本を決定する、スポーツのような書評会です。 つづきジュニア記者から8名、都筑図書館代表として、つづき図書館ファン倶楽部や司書さんとのガチンコ勝負を行いました。今回のテーマは、「仕事」。こどもたちにとって将来の夢につながる「仕事」をテーマに、おすすめ本を選んでもらいました。 順番は、事前にクジを引いて決定。 以下の順番でバトルが行われました。(敬称略) 1.パンに恋する バトラー:濱野(明治学院大学4年生) 2.救命救急フライトドクター… 続きを読む
8月2日、都筑公会堂で元水泳選手、中村礼子さんの講演会が行われました。「わたしの夢・みんなの夢」がテーマで、中村礼子さんが、どう水泳に関わり、オリンピック出場という夢を叶えることが出来たのかということを語ってくださいました。
中 村礼子さんは、2004年のアテネオリンピック、そして2008年の北京オリンピックで銅メダルを獲得されたメダリストです。200メートル背泳ぎの日本 記録保持者でもあります。そんな素晴らしいスイマーの中村礼子さんは勝田小学校、茅ケ崎中学校出身の都筑区民なのです。
中村礼子さんは、お 兄さんの影響で、3歳の時に水泳を習い始めました。最初は嫌々やっていたこともあったのですが、小学校三年生のとき、最初の転機が訪れました。ジュニアオ リンピックというはじめての全国大会に出場したことで、勝利に対する意識が芽生え、水泳に意欲的に取り組み始めました。次の転機は、中学二年生のときに全 国中学校水泳競技大会で見事優勝をかざったことでした。ちょうどアトランタ・オリンピックの年だったこともあり、オリンピックに行きたいという思いがうま… 続きを読む
体操の数々の大会で優勝している、小学5年生の上野陸斗さんを取材しました。陸斗さんをはじめてみたときは、小柄でふつうの男の子のようにしかみえませんでした。しかし、陸斗さんは関東の横浜カップに出場したり、川崎市民大会では、跳馬、床の総合競技で二年生、三年生と見事二年連続で優勝を果たしています。大会での二連覇は「とてもすごい」と思います。
陸斗さんは、三才から体操を始めました。テレビを見ていてまねをしていたら、四歳でバク転ができるようになり、オリンピックに出場している白井選手と一緒に練習するくらいに腕を上げました。白井選手とは「鶴見ジュニア体操クラブ」で一緒に練習していたそうです。白井選手について「ひねりの技が得意で、明るくておもしろい人」と話してくれました。陸斗さんのあこがれだそうです。
体操の練習は、平日は3時間半、土日は4時間練習していいます。「練習は楽しい。けがをしたりすると、つらいけど、やめたいと思ったことはない。」と話してくれました。 体操をしてないときには何をして遊んでいますか?と聞くと、「体操のビデオをじっくり見る」のだそうで、本当に体操が好きなんだなと思いました。
そんな上野陸斗さんの夢はやはり、「オリンピックや世界選手権に出て優勝すること」だそうです。これからの活躍を楽しみにしています。 記者と一緒に記念写真 取材&記事:井上優花 … 続きを読む
梅雨明け翌日の夏らしい暑い日、私たちは都筑区役所に行き、昨年都筑区長になった畑澤健一さんに取材を行いました。
区長さんの顔も仕事のことも知らないので、ドキドキしながら部屋に入りましたが、区長さんは優しい笑顔で私たちを迎え入れてくれました。最初の自己紹介の時には、一人一人に名刺もくださいました。
まず、なぜ、区長になったのかを聞いてみると、「市長に指名してもらったからだよ」と教えてくれました。それを聞いて、区長は区民の投票で選ぶのではないことを初めて知りました。都筑区長のお仕事の前は、福祉保健の部署や、病院の事務などの部署で働いていたそうで、区役所の仕事は初めて、とのことです。 「いつも都筑区の色々な所に行っている、とホームぺージでみたのですが、そこでどんな事をしているんですか?」と聞くと、行事の準備をがんばってくれる人にお礼をしたり、来場者の前で挨拶をしたり、区民のみなさんの区に関するさまざまな要望やお話を直接聞いたりしているそうです。
区長の仕事の中で大切に思っていることは、「区民の安全を守ること」だそうです。防災に関する仕事もたくさんあります。地域に住んでいる人たちと防災訓練をしたり、土砂災害が起きないように区内を点検したりもします。また、災害が起きた時には、区内の中学生に、小さい子の無事を確認してもらっているところがあるということも聞きました。一言で「防災」と言っても、区長さんは色々な対策を考えてくれていることがわかりました。
防災訓練について、もうすこし詳しく聞きました。年に1回、地震で人がけがをした時のために、ドクターと看護師たちとも一緒に訓練しています。また、都筑区に2つある大きな川が増水して洪水になった時の訓練や、区には「崖」とよばれるところが300以上あり、警報が出たときに近くにいる人たちが避難できるような訓練も行います。他にも、年に1回ボランティアさんと避難所の食事などを作る訓練をするそうです。いろいろな訓練をやっていることが驚きで、区長さんは区の安全を考えてくれているんだな、と改めて思いました。
区長さんにとって、都筑区はどんなところですか?と聞くと、「公園と公園が緑道でつながっていて緑が多いところ、また、若い人が多く、とくに子どもたちの声がまちに響いていて、元気なところ」だそうです。区長さんは、区内の緑道も含めて、走るのが好きなのだそうです。区長さんは、都筑区をとても愛している人でした。
今まで区長さんや区長さんの仕事のことは全然知りませんでしたが、最後まで優しくわかりやすく話してもらって、区長さんのことがとてもよくわかりました。区民のためにいろいろ考えてくれている区長さんがいる都筑区は、安心して暮らせるまちだと思います。… 続きを読む
オンワード総合研究所は、アパレル大手のオンワードホールディングスの研究所として、1991年3 月都筑区(当時は港北区)に建てられました。研究所としては、洋服の生地の耐久試験や、シミや破れなど、お客様からのクレームを検証するための検査などを行っています。実験室では、温度20度湿度65%に保つ部屋があり、生地に関するいろいろな試験をおこなっていたり、ドライクリーニングや普通の洗濯機、繊維を観るためのマイクロスコープなどもありました。
研究施設の他、研修センターとしてつくられた建物には、大小の会議室、400人が入れるホール、200人が一度に食事ができる大きなレストラン、25mの温水プールやフィットネススタジオ、さらには77室の宿泊施設もあり、まるでリゾート地にいるような、すばらしい施設です。 レストランでは、都筑区で採れた野菜を使ったり、季節によりバーベキューを行ったりと、お客さんを楽しませる工夫をしています。 国際プールが近いこともあり、スポーツ選手が宿泊されることもあります。あの北島康介さんもここに宿泊し、国際プールの大会に出場しにいったそうです。
実は、オンワード総合研究所は、ドラマロケ地として、たくさんのドラマやCMなどのロケに使われています。取材した日もCMの撮影が行われておりタレントさんの草薙剛さんが撮影されていました。宿泊施設の中も見せてもらいましたが、スイートルームは、ドラマの中の、お金持ちの社長室に使われたり、刑事ドラマに使われたり、和室は、つい最近も「仰げば尊し」というドラマの合宿場として撮影につかわれたそうです。中庭や渡り廊下、レストランなど、実は数々のドラマのシーンに登場しているのだそうです。
ホテルとして24時間営業しているので、夜間でも利用ができることから、ロケ場所を探す人たちからは、「困ったときのオンワード」と言われているほど、と担当の清藤さんが話してくれました。 (ホテルのスイートルーム)… 続きを読む
おもちゃには、作った人の気持ちがつまっている! 〜おとうさんも楽しめる子育てグッズの会社ダッドウェイを取材しました〜
ベビーグッズやペット用品を販売している、ダッドウェイの本社(新横浜)に取材に行きました。ダッドウェイという会社の名前は、DADは「お父さん」、WAYは「やり方」「道」という意味です。アウトドア好きの現在の社長さんが、はじめてパパになった頃、まだまだ子育ては母親中心という考え方が多い中、「お父さんの子育てをもっと面白く、楽しくしたい」と思い、お父さんが使ってもおかしくないデザインの子育てグッズを扱う会社を作ったのが始まりです。「いまでは街でお父さんが赤ちゃんを自然に抱っこする姿を見かけますが、うちの社長が子育てをはじめた頃はまだ、抱っこひもも、お父さんがつけたいと思うようなデザインのものはなかったんですよ。ダッドウェイの人気商品のひとつ、エルゴベビーはお父さんがつけてもおかしくないスマートなデザインです。」と広報担当の方がお話ししてくれました。
ダッドウェイで扱う商品は海外の展示会などにいって、選んでいます。扱う商品は赤ちゃんぽくないデザインを心がけているそうです。扱っているブランドは、42種類もあり、ダッドウェイのオリジナルブランドもあります。全部で1500個位の商品を販売しています。
また、社長さんは、愛犬と一緒に出社してくるほどのワンちゃん好きで、ペットも家族の大事な一員である、との考えから、ペットのグッズも扱っています。
お父さんの子育てをもっとおもしろ楽しくしたい。 ペットとのふれあいをもっとおもしろ楽しくしたい。 笑顔のあふれる家族でいっぱいに… 続きを読む
6月26日つづきジュニア編集局の第2回編集会議が東京都市大で行われました。 午前中は、元日経の記者で、現在文章講座で全国を飛び回っている坪田先生に文章講座をお願いしました。
記者の経験をお話していただき、「伝える」ことの大切さ、「伝わる文章」の書き方などについて、たくさんお話していただきました。 「記者時代に取材した一番大きな事件はどんなものですか?」という質問もあり、三菱銀行猟銃強盗事件を取材したという坪田さんの話にジュニア記者たちは圧倒されていたようです。
その後、実際に各々が「私の好きなもの」あるいは「私のすきなこと」について、30分ほどで文章を書きました。 それぞれ、むずかしい〜といいながらも、ほとんどのジュニア記者が書き終えて提出していました。これは持ち帰り、坪田さんが添削してくださいます。とっても勉強になりますね。
さて、午後は、ミニ記者講座を行い、取材する対象を決めて、そこへの質問を書き出してみる、という練習を行いました。 取材にいくときには、いつも質問を考えていく必要があります。… 続きを読む