ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

横浜みなと博物館は「歴史と暮らしのなかの横浜港」をテーマに展示しているほか、横浜の港と船を愛したデザイナーで画家の柳原良平さんの作品を展示する「柳原良平アートミュージアム」もあり、様々な角度から横浜港をみることができます。この博物館は、日本丸を海から見ることができるようにと建物自体が地下に作られています。

入口には、柳原良平さんのイラスト「アンクル船長」がマスクを着けてお出迎え。どうやらアンクル船長も感染予防はしっかりとしているようです。博物館は、1階と地下1階に分かれていて、1階には柳原良平アートミュージアムと「空から見た横浜港」が、地下1階には横浜港の歴史や役割について学べる7つのゾーンと操船シュミレーターなど、体験することができる場所があります。

では、この博物館を管理している学芸員さんの主な仕事とスケジュールはどのように組まれているのでしょうか?

学芸員さんは博物館が開館する10時より1時間はやく、9時には博物館に来ているそうです。そして、9時45分にスタッフミーティングがあり、10時に博物館を開きます。お客さんが館内にいる16時半まではバックヤードで仕事をしているそうです。私たちが博物館で学びを深められている裏側には学芸員さんの苦労や努力があるのですね。学芸員さんは博物館の、縁の下の力持ちといっても過言ではないでしょう。

この博物館のある日本丸メモリアルパークにはもう1つの見所があります。それが、航海練習船「帆船日本丸」です!

日本丸は1930年に造られ、その美しい姿から「太平洋の白鳥」と呼ばれていたそうです。日本丸はおよそ50年間活躍し、1984年に航海練習船としての役割を終え、今はその活躍を多くの人に紹介するための「第二の人生」を送っています。日本丸の船内には当時の訓練の様子や歩みなどが解説されているほか、航海していた時の船室がそのままに展示されています。

今回、スマートフォンを通してのオンライン取材ということで、いつもと違う環境のなかで緊張することも多くありましたが、普段聞くことができない学芸員さんの仕事内容など、オンラインだからこそ知ることができたこともありました。

これからの、博物館と日本丸の更なる活躍に期待したいです。

記事:菊池直希

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