ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

横浜市と横浜市教育委員会が毎年こどもたちの体験学習の場の提供として、「子どもアドベンチャー」という企画を行っています。主に横浜市の公共施設を中心として、普段入ることのできないお事体験や社会見学ができるというものです。

夏休みの8月19日(水)、つづきジュニア編集局のサーキムスチームが裁判所と警察を体験見学しました。以下は警察署のレポートです。

まず最初に、警察の仕事を紹介するビデオをみました。警察の中にもいろいろな仕事があります。事件などの現場を調べて、犯人をつかまえる刑事警察、交番に勤務したり、まちをパトロールする地域警察、安全教育(教室)や交通の取り締まりを行う交通警察、災害からみんなを守ってくれる警備警察などです。他にも鑑識課といって事件の犯人をつかまえるために、現場の証拠として指紋や髪の毛などを調べる仕事もあるそうです。私たちをこの日案内してくれたのは、広報課の方でした。

ビデオで勉強したあと、20Fの展望台にあがりました。海側をみると海上保安庁のビルがあって、警察の船も停泊していました。海からも守っているんですね。反対側にはビルの上にヘリポートがいくつか見えました。すごく眺めがよいのですが、見学コースのためだけにあけられている場所だそうで、ここでくつろいだりすることはできません。

階段で19階に下りるとタバコのにおいがすごくするので、質問すると「いまは警察の中も全面禁煙で、19階と1階がタバコをすう場所です。ちょっと前のテレビみたいにタバコを吸いながら取り調べしたりということはもうありませんよ。」と話してくれました。

それから次に18階にいきました。交通管制センター、通信司令室がありました。交通管制センターの巨大なスクリーンに神奈川県全域の地図があり、どこで事故があったとか道路が渋滞しているかが一目でわかります。そのスクリーンに向かって、いくつかのラジオ局の部屋があり、実際に放送で道路の状況を伝えていました。交通管制センターには、たくさん場所の交差点や道路のようすが、カメラで写されていて見ることができます。このカメラは録画はしていないそうですが、車のナンバーや乗っている人の顔も見えるくらいの性能です。信号無視していたらわかってしまうなと思いました。
見学室においてある信号の模型をみせてもらいました。本物と同じものです。古い信号と新しい信号がありました。新しい信号は発光ダイオードを使用していて、電気代も安くメンテナンスする回数も少なく、環境によいということです。まだまだ古い信号が多いのですが、だんだん変えていく予定だそうです。
通信司令室は110番を受けているところです。ここで受けて、どのような対応するかを決めています。見学する間にもその日に受けた110番の件数が、どんどん増えていました。私たちがいった午前中でもう800件くらいの110番がありました。しかし毎日受ける110の通報の中の6件に1件はいたずら電話だそうです。いたずら電話が多いと、本当に困っている人の電話がかかりにくくなり、対応が遅れてしまうかもしれないので、絶対にやめて欲しいと思いました。

最後に1階の広報センターにいきました。そこでは、まず警察のマスコットロボット、ケイピーが迎えてくれました。記念のスタンプをもらったり、モニターでクイズをしたり、110番を正確にかける練習や、白バイにも乗ることができます。パトカーにも乗れますが、実際には動かないシュミレーションですが免許証が必要なので私たちは乗れませんでした。

次に疑問に思ったことを聞いてみました。
Q.パトカーは何台くらいあるのですか。
A.400台あります。

Q.無線はどのくらいとぶのですか。
A.交番のものは1km、警察本部のものは神奈川のすみからすみまで、経由してとばしていきます。

Q.トレーニングは何時間するのですか。
A.毎日1時間くらいします。剣道か柔道かどちらかを選んでトレーニングします。

Q.犯人を追いかけるときの気持ちは?
A.とっても緊張します。

☆見学は1人からでもできます。受付は、平日は8時30分~17時15分。3か月前から前日まで電話で予約を受け付けしています。当日は、受け付けていないそうです。
神奈川県警察広報センター電話番号045(211)1212 内線2187です。(各回先着70名まで)
ぜひ一度見学してみましょう。

写真は追って掲載します!

(レポート 福永 圭吾 百崎 佑)

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