ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

エコの木 私の通っている東山田小学校には、年に1度、「こどもまつり」という学校行事があります。
こどもまつりにはゲームコーナーや、飲食の販売コーナーもあり、毎年とてもにぎやかです。しかし、今年は新型インフルエンザが流行したため中止となり、「エコウィーク」という、全学年が日常で行えるエコに取り組む1週間となりました。牛乳パックをゲーム感覚でクラスごとに回収したり、エコクイズが書かれた「挑戦状」が配られたりする中、生徒一人一人が考えた「エコ宣言」で「エコの木」をつくり、とても楽しかったです。記念品に、貰ったパンジーの鉢植えは、今も家のベランダで元気に育っています。

私は、こどもまつりやエコウィークがどうして行われているのか、誰が準備してくれているのかが気になり、PTAの方に取材しました。
《こどもまつりについて》
Q1.こどもまつりはいつから行っているのですか?
A.会議室に残っている記録では、平成15年度から資料があります。(開校当時は不明だそうです。)

Q2.こどもまつりの目的は何ですか?
A.地域の方にも協力をいただいている古紙回収の利益を還元し、学校と地域のつながりを深め、老若男女問わず、楽しんでもらうことを目的に行なっています。エコをメインにし始めたのは、3、4年まえからです。

Q3.こどもまつりの主催者はだれですか
A.PTAです。

Q4.こどもまつりの内容を詳しく教えてください。
A. 大きく分けると、飲食の販売・遊び・ステージ発表です。
今年は中止になりましたが、予定していたものは、焼きそばの調理及び販売、おにぎり・パン・飲料の販売、綿菓子・ポップコーンの配布、ステージは発表、体育体験、スーパーボールすくい、割り箸鉄砲・竹笛作り、プリクラ、理科実験教室、親子料理教室、トールペイント教室、その他ゲームなどです。

Q5.こどもまつりの費用はどこからでるのですか?
A.毎週金曜日に行っている古紙回収の環付金です。

Q6.準備等で大変だったことはなんですか?
A. 1.みんなに喜んでもらえるような企画を考えること。
2.毎年来場者が多いので、用意する景品や参加賞の数も膨大になること。
3.ニュースなどの配布物をいくつも出さなければならなかったこと。
4.地域の方など外部の 協力も多いので、いろいろな人と打ち合わせをしたこと。
5.さまざまな事態を想定しなければならなかったこと。
などです。

Q7.ゴミステーションで分別されたゴミは、どこへ行き、何にかわるのですか?
A.去年は古紙回収業者のエースさんが牛乳パック、段ボール、その他の紙、ペットボトルキャップを回収してくれました。キャップは、海外へのワクチン運動に参加している業者へ、残りはリサイクル工場へ運ばれますが、具体的に何にかわるかは聞いていません。

《エコウィークについて》
Q1.挑戦状はどうしてつくったのですか?
A.クイズを通して、楽しみながらエコの知識を身につけ、環境に優しい活動をたくさんしてもらいたいと思ったからです。

Q2.挑戦状はどのくらい集まりましたか?
A.全部で490枚です。

Q3.なぜ「エコウィーク」のときに配った花は、パンジーなのですか?
A.配布予定が10月下旬だったので、寒くなる季節に強い花で、みんなが育てやすい花を選んだからです。

Q4.エコポットは何から出来ているのですか?
A.もみ殻、わら、竹などの自然素材でできています。

最後に・・・こどもまつり、エコウィークに対する思いをお願いします。

◆ 子供たちが毎年楽しみにしてくれているので、みんなの思い出に残るようなイベントにしたいと思い、
半年前から頭の中はこどもまつりでいっぱいになります。
お祭りに応用させるため、見るもの・聞くものすべてをお祭りの素材に結びつけようとしてしまいます。PTAの一大イベントなのでみんなで協力し進めました。

◆ 今年はこどもまつりが中止になったので、がっかりする子供たちに何か別の形でお祭り気分を味わってもらいたくて、みんながわくわくするようなクイズを挑戦状にしたり、未来の地球のためのエコ宣言、ゲーム感覚で牛乳パックの回収を実施しました。
私は、毎年何気なく楽しんでいるこどもまつりが、いろんな方の協力があるからこんなに楽しいのだなと思い、このことを他の人にも教えてあげたいと感じました。

(取材 別所 千優)

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