ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

ジュニア編集局社会部の2人で、平成22年12月4日に川和車両基地で行われた、安全運転技術コンクールを取材しました。

このコンクールは事故が無いように運転技術を見ることを目的に始めて、今年で8回目だそうです。今回出場したのは、市営バス10営業所(保土ケ谷、若葉台、浅間町、滝頭、本牧、港南、港北、鶴見、磯子、緑)から、それぞれ 選抜された3名(合計30名)です。

コンクール予選には4つ種目がありました。最初にその4種目について紹介します。
運転技術コンクール写真
車椅子の人の対応時間などを計ります。

運転技術コンクール写真
出場者の方はとても真剣です。

みなさん、これを知っていますか?
運転技術コンクール写真運転技術コンクール写真運転技術コンクール写真
車椅子をここに設置することができます。
もし車椅子の方が来たら譲ってあげてください。

コンクールは続きます・・・「S字クランク」
運転技術コンクール写真
S字クランクのスタート地点です。

運転技術コンクール写真
コーンに当たらないように運転します。
コーンにぶつかったら失格です。

この競技に出場した柳さんは、いつも運転しているときは、乗車されているお客さまに注意を払っているけれど、今回は外からたくさんの人が見ていたので、すごく緊張した、と話してくれました。

次はバス停の停車の審査です。
バス停停車の説明をきいているようす
バス停停車の説明をきいているようす

バス停までの距離を測る
バス停までの距離を測ります。

タオレンジャーバスの中に設置されている「揺れを測定する装置」も見て、審査します。棒が長いほど倒れやすいです。

次に仕様点検(バスの運行前点検)です。
仕様点検
ライト、ドアの開閉ボタン等の点検。(右の人は審査員です。)

仕様点検
エンジン部分の点検

仕様点検
タイヤがパンクしていないか点検

これら4種目の予選により、上位3営業所が決勝へと進みました。

午後の決勝戦では、実際に市民審査員15人を乗せて道路を走りました。
運転技術(発進・停車・変速技術等)、お客様対応、省エネ運転、車内マイクの適切使用、車内急病人対応と決勝戦には5つの競技がありました。
自動車本部運輸課長の秋澤さんにこのコンクールは今後も続けるのかと聞いたところ、続ける予定だそうです。

また、市営バス独自の安全運転接遇6つの言葉についても聞いてみました。
1つ目 お待たせしました。
2つ目 ありがとうございます、ありがとうございました。
3つ目 発車します、おつかまりください。
4つ目 この先揺れます(曲がります)ので、ご注意ください。
5つ目 はい、次止まります。
6つ目 安全のため、バス停に停車してからお立ちください。
だそうです。運転手さんは、安全運転のために、いろんな事をされていて、大変だなと感じました。

午後の決勝の部ではどの運転手の方もすばらしい技術でした。市民審査員の方もこのようなすばらしい運転手さんがいっぱいいるのなら、これからも安心して市営バスに乗車することが出来ますね。と言っていました。
コンクールの結果何と、団体優勝も個人優勝もこの前取材した緑営業所なのです。
準優勝は本牧営業所で第3位は港南営業所となりました。
そして敢闘賞は若葉台営業所となりました。
個人の準優勝も緑営業所の乗務員、第3位は鶴見営業所の運転手という結果になりました。
僕はこのコンクールを取材するまで年に一回こんなコンクールをしているなんて知りませんでした。交通局のホームページで審査員の募集があるので、次は僕も市民審査員に参加したいと思いました。

(取材:百崎佑 飯田修平)

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