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特別会議室
今年5月に新しく都筑区長になられた中村 香織(なかむら かおり)さんにインタビューを行いました。取材は、8月23日、都筑区役所5階の特別会議室で行われました。

震災の影響で、例年より一ヵ月遅れの2011年5月1日に、都筑区長に就任された中村香織さんは、前職は社会福祉協議会というところで、事務局長をされていました。横浜市で30年以上も仕事をしてきており、その締めくくりとして定年までにはいい仕事がしたいと考えていたら、区長になる話があり、予想外だったので驚いたそうです。

都筑区長さん取材中

震災の直後でしたので、都筑区に来て、区長としての最初の仕事は地震関連のことでした。
3月11日に地震が起こった時は、小学生が下校をする時間で、学校側は児童を「早く家に帰りなさい。」と帰すのか、「まだまだ危険だから、しばらく学校で待機しなさい。」といって保護するのか、きちんと決まっていなかったそうで、学校によって対応に差が出てしまった為、市で計画の立て直しをしています。
区長になって良かったことは、沢山の人と出会うことができ、色々な話が聞けることだそうです。ただ、会う人数が多すぎて、名前と顔が一致しなくなることが今の悩みです。
区長は、ご自分の信念である「言葉に出さなくとも、相手の気持ちがわかるようにすること」をこころがけていきたいと話されていました。
都筑区長さん取材中

「私は、緑が多く、人々が活気づいている都筑区が大好きです。この先30年後も都筑が今のままで元気にいられるように頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。」とあいさつを締めくくってくださいました。

【区長さんに聞きました!!】
お名前:中村 香織さん
前の職場:横浜市社会福祉協議会
好きな食べ物:マンゴー、すいか、春巻、パエリア、煮物
苦手な食べ物:干しブドウ、ごぼう
趣味:生け花

区長さんへの質問をしました。
都筑区長さん取材中

記者「区長さんは主にどんなことをするんですか?」
区長「区役所内の様々な仕事が上手く進むようにすることと、住んでいる人の様々な意見に耳を傾けることです。」

記者「都筑区をどのような区にしたいと考えていますか?」
区長「様々な年齢の人たちが顔見知りになり、お互いが助け合うような街にしたいと思っています。」

記者「都筑区は停電になった際に電気をたくさん蓄えたり発電するところはあるんですか?」
区長「区役所では自家発電により、最低限の電気を付ける分はまかなえるようになっています。」

記者「休みの日は何をされているんですか?」
区長「ゆっくりしています。一週間の必要な物を買いに行ったり、洗濯をしたり、趣味をしたり。」

記者「尊敬している人は?どんな人になりたいとか。」
区長「中学の現代国語の先生の言葉で『あなたたちはなんで国語の勉強をしていると思う?言葉に出さなくても相手の気持ちがわかるようになるためだ。』と言われ、その言葉が心に残っています。」

記者「区長さんは、どんな小学生だったのですか?」
区長「通信簿に「消極的です。」と書かれるような小学生でしたが、家がお店をやっていたので家事のお手伝いはよくしていました。」

記者「市役所の方が区役所よりも強い(決定権がある)と感じたのですが、どうですか?」
区長「区のことは、区役所のみで決めることもたくさんあります。」

☆記者の一言☆今回取材をさせて頂いた特別会議室は、BeeTVという、ドコモの携帯電話で見ることのできる動画配信サイトのドラマで、小池栄子さん、要潤さん、鈴木亜美さんらが、会議をする場面の撮影で使った部屋だそうです。重厚な雰囲気の会議室です。
実は2年前、私たちつづきジュニア編集局が誕生したての頃、私が初めて取材をさせて頂いたのが、前区長の吉田哲夫さんでした。記念撮影の為に入らせて頂いた区長室も、2年前の取材を思い出し、とても懐かしくなりました。
https://junior.minicity-plus.jp/2009/08/943/

《今回取材に快く応じて下さいました、中村区長をはじめ、都筑区役所の担当職員の皆様には大変感謝をしております。ありがとうございました。》
区長さんと名刺交換

区長さんと記念撮影

(取材:大谷 美咲/大谷 基輝/野崎 有花/山口 夏帆輝/髙橋 美利/永野 萌/門脇 慧/黒山 幹太/伊藤 幸音/菱山 光輝/武信 和未)
(記事:社会部 黒山 幹太)

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