ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

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11月12日。私たちジュニア記者は市内にある、「野村総合研究所」の横浜第二データセンターを取材しました。
データセンターとは、たくさんのコンピュータを安全に動かすことができる施設です。地震や停電が起きてもコンピュータを動かし続けることができるような設備が整っていて、大事な情報をたくさん扱っています。どのような設備かというと、たとえば、建物には地震などの大きな揺れからコンピュータを守るためにゴム素材の器具を地下に設置していて、地震が発生して動いてもまた元のように戻るそうです。東日本大震災の時でも数センチしかずれず、もとに戻ったそうです。もしも電力会社からの電気が止まってしまっても、「自家発電機」が3台完備されていて、燃料の補給が無くても、数日間はデータセンター全体が必要とする電力を確保できます。
またとてもセキュリティが厳しく、社員であったとしても、携帯電話など、金属は持って入ることができず、飛行場にあるようなセキュリティーゲートを通らなくてはいけません。そして廊下は真っ白で、ドアがどこにあるのかもさえもわかりません。防犯カメラも施設全体で合わせて数百台設置されてあるそうです。
特別にこの施設の核である「サーバールーム」を見せてもらいました。この部屋の床は1メートル四方に1トンの重さがかかっても壊れないそうです。消火器もここにあるものは違います。通常は粉末の物が多いですが、ここのものは純度の高い水を使った消火器で、万が一火災があったときに消火器を使っても、機械が壊れにくいようになっています。大切なデータを守るためのたくさんの配慮が感じられました。
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「野村総合研究所」(通称:NRI)は、1965年に設立された旧「野村総合研究所」(当時の社員は130人)と、1966年に設立された「野村コンピュータシステム」(当時の社員は100人)が、1988年に合併して生まれました。合併の翌年には売上が1000億円を突破、その2年後にはグループ社員数も2000人を超えています。現在では合併25周年を迎え、アメリカ、ヨーロッパ、中国・アジアの海外拠点を含めたグループ社員数は8000人、売上も3700億円を超えています。
NRI【野村総合研究所】は主に2つの仕事をしています。1つ目は企業や社会の課題を解決するためのコンサルティングです。日本だけでなく、海外でも、どのようなものが売れるのか、社会に必要とされているのかをリサーチして、企業が国内外でどのように事業を進めたらよいかという提案などをしています。
2つ目は情報システムを通じて、社会がスムーズに動くためのお手伝いです。コンビニなどのお店の注文をさまざまな工場に伝え、作った商品をすばやくお店に届けるためのシステムや、証券会社で株の取引をするためのシステムなどを作っています。
コンピュータを人のために使い、そのおかげで人が楽になるという発想で情報システムを手掛けるNRIは、私たちの身近でもたくさん活躍していることがわかりました。
パンフレット

(こどもでも、とてもわかりやすい資料をいただきました)

外観では何もわからず、とても怪しい建物に見えたので、入るときにもドキドキでしたが、社員のみなさんの対応はとても優しくて、楽しい取材となりました。
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記事:直枝 遼茉、鹿沼遥
取材:黒山 幹太、草郷 紗麗、百崎 佑、直枝 遼茉、鹿沼遥

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