ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

パソコンの病院、PCクリニックを取材しました!

PCクリニックは、パソコンのお医者さんです。クリニックは病院という意味があります。お客さんが持ってきたパソコンを直したり、廃棄(はいき)する仕事をしています。また、お客さんのパソコンを直すより買うほうが安い時は、パソコンを買うお手伝いもしています。そのときには、新しいパソコンの設定などもお手伝いしています。ここにはパソコンのお医者さんがいて、相談にのってくれるのです。

PCクリニックは、27年前に始まり、最初は、パソコンを売る仕事がメインでした。しかし、修理をしてほしいという人がたくさんくるようになり、修理をメインにする会社に変わっていきました。よく頼まれる修理の内容は「ウイルスを取り除いてほしい」「液晶ガラスが割れた」「起動ができない」などのことです。いままでに行った、とくに大変な修理なのは、「パソコンの不具合」でもちこまれたのに、解体してみても原因がみつからないことでした。その後、どのパーツが悪いのか、何度もひとつずつ試して原因を突き止めました。そのような修理に時間も手間もかかります。

 


PCクリニックの店内には、たくさんの魚や植物がおいてありました。植物などがあるとギスギスした感じがなくなって、ふんいきが和むから置いているそうです。病院に来るときって、みんな不安な気持ちですよね。パソコンの具合が悪くて、不安なお客さまの気持ちをすこしでも和ませようと思って、癒やされる空間をつくっています。手入れをしているのは社長の仕事なんですよ」と、スタッフの堀田さん。堀田さんは、アルバイトで入ったとき、あまりパソコンには詳しくはありませんでした。でもアルバイトをしながらパソコンの修理の勉強をして、1年ほどで社員になりました。「私もパソコンにはそれほど詳しくなかったのですが、がんばって勉強すれば、パソコンのお医者さんになれます」と堀田さんはお話してくれました。

パソコンの廃棄については、ただ捨てると大事なデータが盗まれてしまうので、データを完全に消してしまうことが大事です。目の前でデータが入った部品を機械の力で壊すサービスもあります。パソコンの中には、まだ使える貴重な資源(レアメタル)が入っているので、リサイクルを行います。そのために壊したデータが入った部品を資源とそうじゃないものにわけます。その作業は、刑務所の人たちへお仕事を依頼しています。お仕事をお願いする、という社会貢献(こうけん)もあるのと、刑務所の中だから、情報が漏れることがない、といういい点があります。

今回の取材で、知らなかったPCクリニックのようなパソコン修理のお仕事について、多く知ることができました。家のパソコンが壊れた時はすぐにPCクリニックさんに持っていこうとおもいました。

PCクリニック
https://www.pc-clinic.ne.jp/

記事:長谷川絢美
取材:長谷川絢美 宇治華笑 足立理子

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