★みなとみらい線のたん生
みなさん、みなとみらい線に乗ったことはありますか。営業きょり4.1キロメートルと、他の鉄道に比べると短い鉄道ですが、みなとみらい線いろいろな工ふうがつまっています。まず、みなとみらい線の計画たん生は40年前までさかのぼります。1981年に「横浜市新総合計画(よこはま21世紀プラン)」によって建設が決定しました。それから計画が始まり、約20年経った2004年に開業となりました。
★各駅のデザイン
みなとみらい線は、駅一つひとつのデザインが個性的です。どのような気持ちがデザインにこめられているのか、見ていきたいと思います。
元町・中華街駅のテーマは、「グラフィカルな1冊の本」です。利用客が、楽しく横浜の歴史などを感じ取ることができるように、壁には昔の町並みや人物、横浜が初めて取り入れた物の写真が描かれていて、博物館のように楽しむことができます。
日本大通り駅のテーマは「タイムスリップ 歴史的体験」で、歴史的な建物を連想させる造りになっています。そして、横浜スタジアムの最寄り駅のため、駅全体に横浜DeNAベイスターズの広告を展開して、応援しています。
馬車道駅のテーマは「過去と未来の対比と融合」です。改札の上は円蓋と呼ばれるつくりになっていて、この駅そしてこの地域の中心であることを表げんしています。過去を表げんする素材としては、レンガを壁に使用しています。さらに、旧横浜銀行本店で実さいに使われていた金庫扉のパーツなどが飾られています。
みなとみらい駅のテーマは「アーバンギャラリー」と「船」です。駅には、船を思わせるコンコースがあります。空調のダクトは、機能別に色が変えてあります。そしてクイーンズスクエアと駅が吹き抜けになって一体化しています。ホームには、地上を思わせる街灯があります。
新高島駅のテーマは「海」と「モダン」で、ホームはスピード感のある水の流れをイメージした造りになっています。また、エスカレーターの位置を分かりやすくするため、鋼で作られたアートを設けています。
★駅にあるアート
みなとみらい線の駅の中には、アートが飾られているところがあります。横浜駅には絹谷幸二さんの「VIVA YOKOHAMA」が、新高島駅にはルイ・フランセンさんの「Deep Dream Sea」があります。馬車道駅には澄川喜一さんの「金波、銀波」が、日本大通り駅には柳原良平さんの「横浜港今昔」が飾られています。
★各駅の駅名標が?
みなとみらい線の駅名標は、その駅その駅でフォントや点線がちがっています。みなとみらい線に乗ったときは、ぜひ違いを探してみてください!
取材&記事:加藤昴 長谷川路彰
横浜高速鉄道
https://www.mm21railway.co.jp/