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2010年10月2日、3日の2日間、山田(やまた)神社で、3年に1回のお祭り、「南山田町内会祭礼レクリエーション大会」がありました。このお祭りは、南山田、北山田、東山田の3つの地区で行っています。今年は南山田の当番なのです。(みなみやまた、ひがしやまた、きたやまた、と「た」の発音は濁りません)

「南山田町内会祭礼レクリエーション大会」では、大人神輿(みこし)、子ども神輿、山車(だし)が出ます。前回までは、神輿をかついで山田神社を登っていましたが、今年は南山田のまちの中を2日間かけて回る、パレードが行われました。参加したい人は山車を引くことができます。パレードの途中、参加したみなさんは、ぼうけん公園や中川の里など何ヶ所かで休憩をとり、お菓子や飲み物などを頂いていました。

~南山田町内会長の斉藤さんにインタビューしました~
まず、いつごろから、このお祭りはやっていたのかを伺いました。なんとこのお祭りは江戸時代からやっていたそうです。昔、南山田周辺の山田の地区は畑でした。そのため、五穀の芳豊穣(豊作)を願って、このお祭りをやっていたのだそうです。五穀とは、麦、粟、米、キビ、豆の事です。
やはりお祭りの開催は、天候が気になります。雨の日になってしまうと、3年に1回のお祭りが出来なくなってしまうのが残念で、今年は、雨だと予想されていましたが、天気予報がはずれて、晴れになって良かった、と話してくれました。このようなお祭りをやっている地域も少ないこともあり、ぜひ、若い人にこのようなお祭りを受け継いでいってもらいたいと思っているそうです。

~おみこしの会長の今西 稔さんにインタビューしました~
おみこしの会長さんの今西 稔さんに、今までの中で、一番苦労した事を聞いたところ、おみこしを作った事だそうです。おみこしには、それぞれ意味があります。大きいおみこしは大人みこしで、小さいおみこしは子どもみこしです。山車を引くのは、地域の方々です。なぜ台山車を引くのかというと、町内にお囃子を聞いてもらうためです。今西さんは「これからも、お祭りがいろいろな人の思い出になっていくといい、そして、いつまでも続けていきたい」といわれていました。

~お囃子の先生 小泉 光秋さんにインタビューしました~
小泉 光秋さんにお囃子のことをいろいろと聞きました。お囃子をやっている人は、現在大人は9人で子供は13人だそうです。お囃子をする人たちは、お正月のししまいや虫送り、3年に1回のお祭りに向けて、毎週土曜日の夜、練習を積み重ねているそうです。まだ、人数が少ないので、興味を持ったひとは、ぜひ練習しに来てくださいと言われていました。近所の方は一度見に行ってみてはいかがでしょうか?場所は、南山田町内会館で行っています。
小泉さんも「このようなお祭りは、まちの歴史だから末永く続けていきたい」と話してくれました。

私の感想~
わたしは、この取材を通し、いろいろな人の話を聞いたのですが、インタビューした人はみんな「ずっと続けていけるといい」と話していて、お祭りを大切にする気持ちが一つになっていて素敵だなぁと思いました。ずっと続けていって欲しいと思います。

都筑区役所のページに山田神社の紹介がありました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/kusei/kouhou/midokoro-13.html

(記事&写真 矢野淳奈)

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