ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

つづきジャズ協会の「JAZZ@都筑公会堂」というコンサートをぜひ取材してくれませんか?と、主催者から連絡がありました。「なぜこどもたちにジャズコンサートを?」と、不思議だったのですが、今回は、なんと公募で地元中高生が選ばれ、プロミュージシャンと演奏するというのです。しかも小中学生は無料招待となっていました。
会場となっている都筑公会堂に行くと、なんと一番前に、取材の記者席が用意されていました。さらにコンサートが始まる前の挨拶で「今日はジュニア記者のみなさんが取材にきてくれました」とひとりひとり名前を呼ばれて、お客さんの前でおじぎする、ということに。その歓迎ぶりに緊張しながらも演奏を楽しみました。

前半は、「ワクワクバンド2018」ということで、中学生、高校生とプロミュージシャンの共演。キーボード、サックス、トランペットの3名が難しいジャズの曲を数曲演奏しました。みなさん中学生、高校生とは思えない、堂々とした演奏ぶりに、会場からたくさんの拍手がありました。

後半はプロの演奏を楽しみました。途中で、司会者であり、仲町台でジャズ喫茶を運営している和田さんが、次はジャズでもダンスナンバーになっている「Take the A Train(A列車で行こう!)」を演奏するので、ぜひステージに上がって一緒に踊りませんか?とジュニア記者を誘い、私たちはステージ上でダンスすることに。何百人もいるコンサートのステージで、最初は緊張しながら、でも楽しく手拍子したり、踊ったりして参加しました。

コンサート取材感想
みなさんは、生でジャズの演奏を聴いたことがありますか?
私は今回初めてジャズの演奏を聴きました。その演奏はとても迫力があってすごかったです。中高生の楽器を演奏している人がみな、堂々として驚きました。私は今日の演奏を聞くまでは、そもそもジャズとは何かよくわかりませんでした。終了後インタビューをさせてもらいました。演奏者のみなさんは、「クラシックはすべて楽譜通りにやるものが多いけど、ジャズはアドリブ(自分で自由に表現できる)があるから楽しい」と答えてくれました。ジャズには自由さがあるのですね。私はいままでクラシックばかり聴いていたけれど、ジャズもいいなと思いました。    (山田真白)

ジャズは昔、ダンスミュージックだったそうです。ジャズは普通の音楽と違って、アドリブで演奏する、とても自由な音楽です。ジャズが親しまれるのはこの自由な演奏ができることろではないかと思いました。演奏者に聞くと「制限が無く、自由に演奏できるので、とても楽しい」と話していました。演奏を聴いていて、音楽に、なにか+アルファがあり、演奏していたので、より一層伝えたいことや曲の意味が伝わってきました。生のジャズのコンサートは、ものすごく迫力がありました。ぜひみなさんもジャズを聴いてはどうでしょうか。(鈴木翔大)

ジャズってそもそもなんだろう。ジャズダンスというものの、「ジャズ」と同じなのかな、と思っていた私は、演奏した方に「ジャズって何ですか?」と聞きました。ジャズは昔、虐げられていた黒人が自らの感情を表現する手段としてはじまったそうです。

今回聞いた演奏はとてもおもしろかったです。みなさんの演奏のオリジナル感(個性)が出ていて、飽きずに楽しめました。今回オーディションに合格した中高学生の方にインタビューすると、「決まった楽譜ではなく、アドリブができるジャズはとても楽しい」と言っていました。アドリブとは、その場の瞬間瞬間に自由に浮かんだフレーズを演奏することです。今回取材して、ジャズには決まった楽譜がなく、オリジナルを演奏している、ということがわかりました。私も一回はジャズをやってみたいと思いました。 (草郷緑彩)

想像していた音楽よりもずっと親しめました。難しい音楽だと思っていましたが、とってもリズムもおもしろくてコンサートは楽しかったです。(森結里


演奏終了後、出演者のみなさんにインタビュー

 



出演者のみなさん全員と記念撮影

 

つづきジャズ喫茶Tommy’s By The Park取材


ジャズについて教えてくれる和田さん

仲町台駅からすぐ、あと少しで緑道というところにあります。昼間もジャズ音楽を楽しめる、ジャズ喫茶は横浜に3つしかなく、その一つがジャズ喫茶Tommyです。残りの2つは、石川町にある「マシュマロ」といったん閉店したけれど、ファンの手により復活した野毛の「ちぐさ」です。

ジャズ喫茶Tommyは、少し大きめの音で、店主の和田さんがコレクションしたジャズアルバムを1日中聴くことができます。メニューは飲み物だけですが、お隣の米粉のパンやさんでパンを購入して店内で食べることができます。

そんなこともあり、お子さま連れのおかあさんなどが利用されることも多いそうです。

ジュニア記者が取材した日は、和田さんがいつもよりはやくお店を閉めて、なんとジャズの歴史のミニ講座をしてくれました。ジャズはアメリカではじまったものです。だからやはりアメリカには本物のジャズの演奏を楽しむ場所がたくさんあるそうです。和田さんは現役でお仕事をされていたときに、本場アメリカで大好きなジャズのライブをたくさんみました。そのジャズの楽しさを伝えたいと、定年後、ここでジャズ喫茶をはじめました。ときどきお店でピアノとベースのデュオ、ジャズギターなどのライブも行うこともあるそうです。

とってもいい音で音楽を楽しめる心地よい空間で、禁煙でもあるので、子どもにも入りやすいと思いました。

取材)石渡晴翔 山田真白 草郷緑彩

つづきジャズ喫茶Tommy’s By The Park
https://seseragi-jazz.com/

アーカイブ
管理