ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

高島町駅徒歩3分のビルの中に、ブルーラインの秘密を教えてくれる、横浜市交通局がありました、今回交通局運転課運転係長の畑沢さんに、平成27年7月18日から快速を運転開始した、横浜市営地下鉄ブルーラインについて聞くことができました。
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ブルーラインはあざみ野駅から湘南台駅をつなぐ市営地下鉄です。

昭和47年に開通して、今年で43年になります。今までの43年間、快速がなかった理由を教えてもらいました。

快速列車を運行するためには、途中で前の電車を追い越す駅が必要です。ブルーラインには追い越しをするためのレーンが上永谷駅と新羽駅にしかなく、快速運転を運行することは不可能といわれてきました。しかし、お客様からの熱い要望も多くあり、平成23年から快速を作ろうというプロジェクトが始まりました。

「追い越す駅を増やせばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、それには億単位のお金がかかります。現在の快速は、もともと追い越すレーンがある「新羽駅」と「上永谷駅」を工夫して使用しています。4年かけて、ついに快速運転を始めることができました。快速の運転本数は平日11本、休日12本。10時から16時までの時間に走っています。快速運転の横浜から新横浜間はノンストップで、他社線よりも早い8分での運転になっています。
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快速運転が始まってから、お客さんの一部からは、通過する駅があるので心地よく感じるという声もあるそうです。

地下鉄の運転ダイヤは秒単位で組まれているので、変えるのはとても大変です。ラッシュの時間帯は運転本数が多いので、快速列車はありませんが、今回の快速運転の効果がどれだけあるのかをまずは研究していくそうです。

本庁で取材終了後、横浜市交通局の新羽車両基地を見学することができました。

現在車両基地は、上永谷・新羽・川和に3つにあります。今回、取材した新羽車両基地は平成5年に新横浜~あざみ野に延伸した時に設置されました。

新羽車両基地では、保線車両に体験乗車したり、ボルトの緩みを点検する体験作業を体験したりしました。
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列車のレールの長さは1本25m、安全運転のため毎日点検し、レールを留めているボルトの緩みはボルト部分をたたいた時の音、しかも手作業で判断します。機械で作業していると思っていたので、とても驚きました。

このように、1つ1つのことを大切にしているからこそ、私たちが安心して地下鉄を利用できるのだと思います。他にも、階段の近くでなっている音は、目の不自由なひとに階段の位置を知るための工夫があり、公共交通として、誰でも安心して使えるように、考えているのだと思いました。
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横浜市交通局ホームページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/

http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/gurutto/

記事担当:橋本 健太郎、森田 智大、サフワン ジャムシェド

取材記者:橋本 健太郎、森田 智大、サフワン ジャムシェド、北川 百花、折谷 紗朋子、岩崎 紘樹、清水 八雲、須永 詞葉、永井 奏音、山本 大樹
(2015.8.6)

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