ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

ジュニア記者社会部では、市や区のお仕事を取材しています。
今回は土木事務所を取材させてもらいました。

土木事務所は、センター南にある都筑区総合庁舎の中の4階にあり、道路、下水、公園の大きく3つの分野のお仕事をしています。全体の管理をしている管理係13人、道路係10人、下水と公園で11、現場の仕事をする整備班12人ほどが働いています。

仕事の多くは区役所の中だけでなく、パトロールをしたり、工事の監督をしたり、トラックに材料をつんで、区内のあちこちに出かける、いわゆる土木の仕事です。
たとえば、道路に穴があいていて危険とか、排水溝がつまって流れないとか、公園のトイレが壊れたとか、ガードレールに車がつっこんだとか、そんな公共空間のものに関して管理をしています。そのほか、公園や公道などで許可が必要な場合、区民の方たちの申請手続きを土木事務所が担当します。たとえば、公園で行うお祭りの申請(公共空間を一部のグループが占有する場合)や、たとえば新しく家を建てたので、駐車場から道路に出る、縁石の段差をとるための工事をしたい、などの許可です。


そのほかにも、台風や雪などのとき、河川が増水したり、道路通行に差し支えるような危険が生じるかもしれない場合は、休日や深夜でも勤務し、ときには区役所に泊まり、緊急事態に備えることもあります。区役所の地下には、シャワーもあります。
また地下の駐車場には、黄色いパトロールカーが置かれていて、1日1回以上はパトロールに回っています。

ジュニア記者社会部が公園のトイレ調査をしていたので、せっかくですから、自分たちのトイレ調査の報告を聞いてもらいました。そして私たちジュニア記者から調査で疑問に思ったことについての質問をしました。以下が質問の内容と答えです。
土木事務所取材

ジュニア記者:トイレは暗いところが多い印象です。電気をつけっぱなしにするなど改善できないのですか?
土木事務所:タイマーの所とセンサーの所があります。いままでに牛久保公園とかりん公園は暗いという苦情が多く、改善しました。(公園のトイレは大きなものが多いので、皆さんの家庭のトイレのような明るさにすることはできません。)

ジュニア記者:トイレやその周辺にごみが落ちていることも多いけれど、ごみ箱がないせいではないのでしょうか?
土木事務所:こどもたちがごみを捨てるので困っているという声もありますが、ごみは基本持ち帰ってもらっています。これは駅と同じで、公園もゴミ箱があると不法投棄のもとになって、関係ないごみが捨てられてしまうため、とても困るためです。いたずらで火をつけられることもあります。これからもゴミ箱はおかない予定なので、持ち帰ってほしいと思います。

ジュニア記者:公園やトイレの掃除はどのくらいしていますか?
土木事務所:公園全体の掃除は愛護会のあるところは、その愛護会のペースにまかせています。     平均月1~2回行われているのではないでしょうか?トイレの掃除は業者委託しています。週に5日は掃除しています。それでもトイレットペーパーを補充したりしても、すぐになくなってしまう、持ち帰っているとしか思えない量の減り方をすることがあったりで困っています。マナーを守って欲しいです。トイレの落書きがあった場合、お掃除の道具だけでは消せないものが多いので、掃除をしている業者には報告してもらっています。

ジュニア記者
:調査したところ、滝が谷公園のトイレが使えなくなっていました。不便だと思います。なぜ使えないのですか?
土木事務所:滝が谷公園と下藪根公園のトイレは、故意に壊されてしまったんです。金属バットのようなもので、たたいて割った感じです。すぐに直したのですが、そのあとまた1週間の間に同じように壊されてしまったので、またこわされてしまってはいくらお金があっても足りないから、どうしたらいいか悩んでいます。それで公園愛護会や自治会・町内会の人たちとも相談して、しばらく使えない状態にしているのです。

ジュニア記者
:上記のような場合、監視カメラをつけたらどうなのでしょうか?
土木事務所:カメラの設置は、考えていないです。
悪いことをする人をチェックするためのカメラですが、普通にトイレを使う人にとっては、カメラで監視されているのは、あまり気持ちよくありませんから。

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私たちは土木事務所の取材をして、土木の仕事は、道路・下水・公園の管理などで40人位の人が幅広い仕事をしていると知って、とても驚きました。また、今回は私たちから土木事務所の方々に、公園のトイレ調査の報告をする機会を得て、職員の方に「参考にさせてもらいます」といわれてやったことが役に立つなら、よかったです。トイレ調査での報告をする中で、トイレの電気は、タイマーやセンサーなどにしていることを知りました。これからもできるだけ社会部では調査を続けていきます。
第一弾 トイレ調査のページはこちらです。
https://junior.minicity-plus.jp/2010/07/2462/

(取材 黒山幹太 門脇慧 大谷美咲)

土木事務所のHPはこちらです。

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