ぼくたち、わたしたちの未来、勉強中です!

センター南駅から徒歩10分ほどの場所にある、ものづくりのプログラム提供やシェア工房、KILTAを取材しました。「KILTA」はフィンランド語で、「つくる人のつながり」という意味があります。

KILTAは自分のほしい物を自分で作ることができる工房です。小学生〜お年寄りまでさまざまな年齢の人がDIY(Do it Yourself)しに来ます。できたものを買うよりも安いし、自分で作ることで、自分専用の使い勝手のよい物をつくることができます。たとえば、自分の洋服に合わせたハンガーも作れます。スタッフの方は、台風で家のフェンスが壊れたとき、自分で溶接して直したそうです。

キルタはDIYだけでなく、DITを広めたいと思っています。DITとは、Do it togetherの省略でDIYは、自分で作ることで、DITは、みんなで、チームで作ることだそうです!

KILTAは、機械の使い方や機械の名前を教え、子どもたちに、ものづくりを経験してもらう場所です。機械は木をけずる機械と、溶接する機械とドリルと大きなドリルと鉄を曲げる機械がありました。ハンマーや、他にいろいろな機械もありました。作りたいものを自分で作れる人を増やし、協力してたくさんの人で壁を塗ったり床を作ったりしています。今までには、マンションのゴミ捨て場だったところに倉庫を作ることをお手伝いしたりしました。

KILTAは、東日本大震災のとき、地元住民とともに集会所を作る経験をしたことから生まれました。設立者の一人である桑原さんは、東日本大震災の時に、現地を訪れ、たくさんの物や建物が崩れてしまったのを見ました。そして復興する仕事に携わりました。その経験がきっかけで、KILTAをつくろうと計画し、会社を立ち上げました。現在は都筑区のKILTA横浜(神奈川県横浜市)の他、秋田・宮城・埼玉、新潟、富山、神戸、京都、島根、山口にあります。今回取材したセンター南にあるKILTAが一号店で、お店を作る時も従業員の方が近所の方と一緒にペンキを塗ったりして作ったそうです。

KILTAの共同設立者の齋藤さんは「将来、職人さんが増えてほしい」とおっしゃっていました。これからの日本は、作りたいものを自分で作れる人がたくさんいる世の中になってほしいです。これからのKILTAの活躍が楽しみです。

KILTA
https://kilta.jp/

 

記事&取材:中西真穂 伊藤栞那 鈴木隼斗 飯田萌愛

アーカイブ
管理