
歴史博物館のさまざまな見どころ 記事:宮田 海輝
みなさんは横浜市歴史博物館に足を運んだことがありますか?
この博物館では横浜の歴史を学べるとともに、横浜で何らかのことがあった時、世界ではどんな事があったのだろうかなど、さまざまなことが学べます。
では、ここになぜ歴史博物館ができたのでしょうか。それは昔の遺跡である「大塚・歳勝土遺跡」というものがこの場所にあったからです。実は「大塚・歳勝土遺跡」はセンター北駅付近まで伸びていました。しかし、市民の都市開発を進めてほしいという意見と歴史ある遺跡を残したいという意見があり、調整の結果、遺跡の約3分の1が国の史跡に指定され、保存されました。その後、隣に博物館を作ることになりました。
歴史博物館の大きな魅力は、企画展示で時期ごとに企画が変わり、それについて学べることと、常設展示では時代ごとに場所が分かれていて、中央にその時代の暮らしを感じられる大きいジオラマがあり、その周りを資料が囲んでいることです。
ところで、博物館内では、飲食が可能なスペースがほんのわずかしかありません。これには深い理由があります。歴史博物館を運営する人の話では、歴史上大切な資料をずっと次の世代のためにきれいな状態で保存しておきたいからです。食べ物、飲み物が原因でカビや虫が発生してしまうと、古代で扱われてきたものがしまう可能性があるから飲食スペースを限定しています。
歴史博物館には周辺の小学生もよく来るそうで、市内の小学6年生が社会科見学で毎年来館します。歴博では、このように歴史を身近に感じられるよう、土器や石器などにショーケースがありません。
横浜市歴史博物館には、さまざまな魅力があります。ここのような身近な博物館は日本中にあまりないので、ぜひみなさんも一度は足を運んでみてください。きっと新しい発見があるはずです。
たくさんの人の手で守られている横浜市歴史博物館 記事:渡辺 晴
横浜市歴史博物館では横浜の3万年の歴史について展示しています。博物館がなぜニュータウンの駅近くという場所にあるのかというと、弥生時代の遺跡である大塚・歳勝土遺跡がこの場所にあったことが関係しているからです。大塚・歳勝土遺跡は弥生時代中期の国指定史跡です。大塚遺跡は周囲を堀でめぐらせた環濠集落で、歳勝土遺跡は方形周溝墓群 です。
歴史博物館には警備員さんが24時間毎日交代で勤務しています。警備員さんは大塚・歳勝土遺跡公園の夜のパトロールも行っています。
歴史博物館は7階建てで、1階にはメインロビーがあり、2階には展示室、3階は大塚・歳勝土遺跡公園へとつながっている連絡橋、4、5、6階には歴史にまつわる大切な資料が保管されている収蔵庫があります。一番上には収蔵庫の室温や湿度を管理する機械があります。湿度が60%以上になるとカビが発生してしまう可能性が非常に高くなるため、地下の中央監視室で館内全体の温度や湿度を管理しています。中央監視室の職員さんはパソコンで各階の温度や湿度が今どうなっているかを(24時間)監視し、異常が発生した場合はアラームが鳴るので機械のようすを確認・対応をしています。
館内の展示では訪れた人が目で見て理解しやすいように、昔の暮らしを再現した模型が置いてあります。この模型は中の人の一人ひとりの表情にまでこだわって時間をかけて、ていねいに作られています。本物の土器などをガラス越しではなく目の前で観察することができるのも横浜市歴史博物館ならでは、です。
このように歴史博物館では学芸員さんや受付の方、図書室の司書さんなどお客さんの目に見える場所のスタッフだけでなく、見えない場所にも警備・保守などたくさんの人たちが働いています。その方々のおかげで貴重な品々を見ることができているのです。ぜひ横浜市歴史博物館に来てみてください。

横浜市歴史博物館の取材 記事:渡邉 銀海
横浜市歴史博物館(以下、「歴博」)の刈田さんに話をうかがいました。
まず、なぜ、歴博は、あの場所に建てられたかを知っていますか。
実は、歴博の周りが関係しているのです。もともと都筑区(昔の港北区)は、港北ニュータウン開発の工事が行われていました。その工事のため、地下に何か埋まっていないか確認していたら、なんと、大塚遺跡と歳勝土遺跡をはじめとする、268か所の遺跡が見つかりました。この遺跡や出土品を展示するために考古資料館として開館しようとしましたが、そのとき、横浜には歴史博物館がなかったので歴史博物館として開館したのです。ちなみに1995年のセンター北駅からは、歴史博物館は丸見えだったとのことです。
次は展示物について紹介していきたいと思います。歴博の魅力は何といっても展示ケースがないことです。他の歴史博物館は展示ケースがかぶせられていますが、歴博はみんなが興味を持って展示物を見られるようにしてあります。展示物には手を触れず、よく観察して欲しいからです。
また、歴博では飲み物の飲めるスペースが少ないと思う方が多数いるかもしれませんが、実はこれにも理由があります。水などの水分が原因でカビが発生すると100年・200年と保存できるはずの資料がダメになってしまいます。ですので、飲食可能スペースでの飲食をお願いしています。
横浜の歴史が学べる歴史博物館の魅力 記事:菅野 稜太
横浜の歴史や文化が学べる横浜市歴史博物館へ取材に行きました。
横浜市歴史博物館はもともと近くにある大塚・歳勝土遺跡公園や、横浜市内の遺跡で出土した土器などを保管するために作られました。そんな横浜市歴史博物館の魅力を今回は二つお伝えします。
まず一つ目は常設展示室の年表にありました。「歴史ガイドウォール」というその年表は「世界の歴史」「横浜の文化財の歴史」「横浜の歴史」「日本の歴史」の四つが載っています。今回取材させていただいた学芸員の刈田さんは、この四つが並んでいることで、世界で何が起こったときに横浜では何が起きていたかなどが分かると教えてくださいました。例えば「エジプトでピラミッドができたとき横浜では神隠丸山遺跡(都筑区早渕)があり、その頃日本では火炎土器が使われていた」のように分かります。
そして、ふたつ目の魅力は来てくれる人が歴史に興味や親しみを持ってもらうために展示物のガラスをなくしてあるところです。こうして、横浜市歴史博物館は来てくれる人が楽しめるようにいろいろな工夫をほどこしています。ぜひみなさんも横浜市歴史博物館に入ってみてください。

横浜市歴史博物館 記事:木尾 実莉 木尾 京太
学芸員の刈田さんに取材を行いました。刈田さんは横浜市歴史博物館の元副館長で開館前から勤務されています。
歴史博物館は、横浜の約3万年にわたる歴史を後世に残すことを目的として設立された施設です。地域全体の歴史を体系的に伝える場として博物館がつくられました。
展示では、小学生にも親しみやすいように、説明文にふりがなを付けるなどの工夫が施されています。また、迫力や親近感を高めるため、ガラスケースを極力使用しない展示方法を採用しています。
博物館と隣接する遺跡公園の両方を見学することで、来館者は昔の人々の生活をより立体的に理解できるようになっています。館内では温度や湿度の管理を徹底し、出土品を現在の良好な状態で保存するための管理が行われています。
周辺の遺跡は都市開発によって多くが失われてしまいましたが、調査の結果、この地域がかつて海であったことなど、さまざまな歴史的事実が明らかになっています。博物館は、こうした調査成果を後世に伝える役割も担っています。
刈田さんは、隣にある大塚・歳勝土遺跡を今後も保全していきたいと語っていました。
横浜市歴史博物館 記事:長尾 理久人
みなさん、横浜市歴史博物館に行ったことはありますか?
横浜市歴史博物館は横浜市営地下鉄センター北駅の近くにあります。新しい街並みの中にある歴史博物館ですが博物館には昔の本物の土と貝殻があります!
港北ニュータウンを作るときに268ヶ所もの遺跡を調査したそうで、そこから出てきたものを展示しようとして作られたのがこの横浜市歴史博物館です。
今回は博物館ができる前からずっと働いていらっしゃる学芸員の刈田均さんにお話をうかがいました。横浜市歴史博物館は、はじめは港北ニュータウンから出土した考古資料についての資料館になる予定でしたが、横浜全体の歴史についての博物館が市内になかったため、横浜全体の歴史を扱う博物館として作られました。
まず、常設展を見て回りました。入るとすぐに大きな年表があります。年表は四段に分かれていて上から順に「世界の歴史」「横浜の文化財の歴史」「横浜の歴史」「日本の歴史」となっています。この年表を見ると「横浜が○○の時に世界や日本では、○○なことがあったんだ~」ということがわかります。
この博物館の特徴は2つあります。1つ目はガラスケースがないことです。多くの人にじかに見てほしいという博物館の方の願いからそうなっているのですが、過去にはマナーの悪い見学者に展示を壊されてしまった残念な事件もあったそうです。それでもガラスケースを設置せず「親しみやすい展示」を守っています。そのおかげでいまでもガラスケースがなく、常設展示は年表を除いてフラッシュを使わなければ撮影自由なので写真を直接撮ることが出来ます。模型の地面と同じ高さでカメラのズームをするとすごくリアルな写真が撮れるのだそうです。2つ目の特徴は細かい模型と写真やイラストを中心に紹介しているところです。模型の人々は年齢、性別、職業、身長などといった細かい部分まで考えて作り込んでいるそうです。
博物館の裏側も取材させていただきました。一般のお客さんが入れない4階から6階(外から見ると塔みたいに見えるところ)は下から順に考古収蔵庫、歴史収蔵庫、民俗収蔵庫となっています。収蔵庫の温度、湿度管理は大切で、湿度は55%が適切とされています。そこを24時間監視しているのが中央管理室で、警備員の方が使う仮眠用のベッドが備えてありました。
そんな魅力満載の横浜市歴史博物館に一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
チョコっと豆知識! 横浜市歴史博物館のフロアマップを1回開くと右に館内のマップ、左に大塚・歳勝土遺跡公園のマップがあります。実はこの2つ、つながっているんです!!
チョコっと豆知識! 館内の図書閲覧室(入場無料)の遺跡地図を見ると港北ニュータウンには268もの遺跡があったことがわかります。

横浜市立歴史博物館 記事:近藤 優梨子
横浜市歴史博物館はいろんな工夫があってびっくりしました。たとえば、もっと興味をもってもらえるように、ガラスをやめて、直せつ展示品を見て感じられるようにしたり、二階の休けい室しか食べたり飲んだりしてはいけないというせいげんをしています。歴史博物館のすごいところは、できるだけ多くの人に興味をもってもらえるようにしているところだと思います。
横浜市歴史博物館
https://rekihaku.yokohama-history.org/
