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世界最高齢のプログラマーは、日本人のすてきなおばあちゃん
若宮正子さんは60歳を過ぎたあと、パソコンを1人で習得してiPhoneのアプリを作りました。そんなすごい方が都筑区でこどもたちにプログラミングを教えているということで、取材させてもらいました。 パソコンの習得はとても楽しくて、苦労はなかったそうです。若宮さんが開発した「hinadan」というゲームアプリは、ひな人形を関東の並び方で正しい場所に置くゲームです。シニア向けのゲームアプリがすくなく、おじいさんやおばあさんが楽しめるゲームをつくろう、と思い立ったのがきっかけでした。せっかく作るなら、日本の昔から伝わるものを未来に伝えるために、ひなまつりの「ひなだん」をテーマにしました。
若宮さん自身のお話を聞いたあと、プログラミング教室で使っている、IchigoJamというパソコンの開発者、福野泰介さんのいる鯖江市とネットでつないで、お話を聞くことができました。IchigoJamとは、手のひらに乗せられるサイズのプログラミング専用のちいさなコンピューターです。誰でも簡単につかうことができることから、若宮さんたちの行っている教室で、子どもがプログラミングに触れてみるための教材として、使っているそうです。
福野さんによると、IchigoJamはアメリカのパソコンのRaspberryPi(ラズベリーパイ)の小型版、というイメージで名前がつけられました。めがね作りで有名な鯖江市で誕生し、全国に広がりました。IchigoJamを使ってプログラミングすると、LEDを光らせたり、センターを動かしたりすることが簡単にできます。実際に見せて下さり、あんなに小さな機械で光の点滅をコントロールしたり、音を鳴らしメロディを作ったりしていて、技術の凄さを目の当たりにしました。
若宮さんはとても明るく話しやすい方でした。日本の昔から伝わるものをこれからも伝えていくために、アプリのテーマを雛壇にした、ということに、アプリという手段を使って伝統を若い世代に伝えようとしたそのアイデアがすごいと思いました。若宮さんがエクセルで作った、うちわやバックも素敵なデザインで欲しくなりました。若宮さんのように、これからの近代的な技術も昔からの伝統にも興味を持っていきたいです。
記事:長谷川絢美 … 続きを読む
「新羽車両基地取材」
夏休みに、私たちジュニア記者は、新羽車両基地に取材に行ってきました。
新羽車両基地は、横浜市営地下鉄ブルーラインの車両基地です。ブルーラインの車両基地は、2つあります。1つは新羽と、もう1つは上永谷車両基地です。
まず私たちは、新羽車両基地の会議室で、交通局の方たちのお話を聞きました。総務課、施設課、建築課、営業課、とたくさんの方たちが、私たちの取材に対応してくださいました。お話を聞いたあと、交通局技術管理部新羽保守管理所の方の案内で、車両基地の見学をさせてもらいました。
横浜市交通局は、私達が普段の生活でよく使う地下鉄・バスを中心とした公共交通機関です。市営バス・地下鉄の1日の平均乗車人数は、バスが約33万人、電車は約64万人で、合計約97万人が利用しています。交通局では、1日100万人の人に利用してもらうことを目標にしているそうです。あと3万人の人が利用すれば、目標達成!すごい数の人たちが利用しているんですね。
グリーンラインの駅は、ステーションカラーを決めて、わかりやすくデザインされています。どうしてその色になったのかを聞いてみました。近隣の地域の意見を参考に(小学生も含む)、駅の特性を把握した上で、小学生の使っている色鉛筆の色の中から、隣り合う駅で色覚障害者でも識別が可能な配列とする、などのくふうもし、決めたそうです。駅ごとの色は以下のとおりです。
また、ブルーラインは駅によって柱のデザインが違うと聞き、私たちはすべての写真を撮ってきました。
駅のトイレは、誰もが使いやすいユニバーサルデザインのトイレになっています。私たちは駅ごとにすべてのトイレに入ってみて、におい、きれいさなどについてチェックしてみましたが、思った以上にきれいで、いいにおいがする駅のトイレもありました。またすべての男女のトイレにベビーチェアがありました。… 続きを読む
tvkは、関内駅から5分ほどの大きなビルの中にありました。1972年4月に開局した「独立放送局」で、神奈川県と、隣接する都県の一部にしか放送が届きませんが、そのかわりに地域に密着した情報を提供できる局なのです。独立放送局は全国に13あります。tvk の主な放送の内容は、ニュース番組・スポーツ番組・音楽番組・お買い物情報などです。
番組が放送されるまでには、番組の内容を決める会議があり、番組の構成を制作チームが考え、番組を録り、編集する作業があります。1つの番組をつくるのには多くの裏方の役割が必要です。総合責任者の「プロデューサー」、指揮官的な役割でロケにもいく「ディレクター」、それを補佐する「アシスタントディレクター」。時間の管理をする「タイムキーパー」、音響効果やBGMなどを担当する「音効」、CGがあるときには、CGを作成する「CGオペレーター」。その他にも映像を切り替えたりする「スイッチャー」やVTRを出す「V出し」、画像の調整をする「ビデオエンジニア」スタジオの照明の調整をする「照明」さん。音の管理をする「音声」さんなど。裏方だけでもこんなにたくさんのお仕事があるのです。
お話を聞いたあと、スタジオを実施に見せてもらいました。特殊な壁で音の反響を防止していること。光が強すぎる・影が真っ黒になるので照明には、トレーシングペーパーを被せてあること。また、天井からもマイクが垂れ下がってきていました。テレビカメラの多さに圧倒されました。また、スタジオセットは移動しやすく簡単に組立てる事ができます。これからテレビを観るときは、気にしながら観てみようと思いました。
他にも、アナウンサーが原稿を見るために下をみないで済む、ずーっとカメラ目線でニュースを読み上げることのできるしかけについて知りました。(図)
アナウンサー席にすわってみる、という貴重な体験もできました!!実際にお仕事をされているスタジオや編集室を見せていただき、忙しく動き回っているスタッフの方たちのようすも知ることができました。
記事:古屋睦記、宮下敦行、片山朋美 取材:安藤楽来… 続きを読む
みなさんは、ラジオを聞いていますか?
「ラジオが家にあって、聞いている人?」というDJ光邦さんの質問に、ジュニア記者でラジオが家にあって、ラジオを聞いているという人はいませんでした。お父さんの車に乗ったときに聞きます、とか、スマホのアプリで聞きます、という答え・・・。光邦さんは「ラジオは災害の時に、情報を得る大切な手段として使えるものだから、ちいさなものでもいいから、必ず持っていた方がいいよ」と教えてくれました。いざというとき、携帯も使えない、停電でテレビもつかない、というときに乾電池で再生できるラジオが大活躍するのです。
私たちジュニア記者は、桜木町にあるFMヨコハマに取材に行きました。FMヨコハマはなんと、ランドマークの中にありました。10Fにある放送局からは、景色がよく、みなとみらいのまちがよく見えました。FMヨコハマは、1985年に生まれたラジオ局で、全国では、21番目にできました。84.7MHz。地域密着の放送をしています。
朝はやく、ランドマークタワーのFMヨコハマに集合したのは、生放送のスタジオを見せてもらえることになったからです。朝6時〜9時の「ちょうどいいラジオ」を生放送しているスタジオに入らせてもらいました。スタジオ内は、静かな時もあれば話し手の光邦さんが面白いことを話すと、とても穏やかな空気に変わりました。光邦さんは、なめらかなしゃべりで、つっかかることなく話していて、とてもすごいと思いました。 放送終了後、DJの光邦さんの話をきくことができました。光邦さんはとても明るく、話しやすい方でした。この仕事を始めて21年経ち、知識、技術、経験が多くなり自信がついてきたそうです。この仕事をして気を付けていることは元気に話すことで、どんな時でも元気に話すのは少し大変ですが、いろんな人の悩み相談などで「悩みが晴れた!!」と言われたときは、やりがいを感じるそうです。
光邦さんは、私たちジュニア記者ひとりひとりに「何になりたい?すきなことはなに?」と聞いてくれて、「好きなことを仕事にしていってね。すぐに好きなことに結びつかなくても、どんな経験も必ず役に立つときが来るから、キャパを広く持って、なんでもやってみることがいい」と話してくれました。
実際のスタジオの椅子に、ヘッドフォンをして座らせてもらいました。とてもうれしかったです。また、ラジオで流すCDの保管されている部屋を見せてもらいました。その部屋には約六万枚ものCDがあり、今はあまり見ないレコードなどもおいてありました。番組を編集する部屋も見学させてもらいました。 今回の取材で、ラジオの良さが分かって、これからはもっとラジオを聴いてみようと思いました。… 続きを読む
昨年の東京都市大学横浜キャンパスで開かれたミニビブリオバトルに続き、今年はなんと!都筑図書館のある、都筑区総合庁舎での第二回ミニビブリオバトルとなりました。
ビブリオバトルとは、プレゼンターが自分のおすすめの本を紹介し、そこに集まった読みたくなった本を投票してチャンプ本を決定する、スポーツのような書評会です。
多くの人たちにつづきジュニア編集局の活動を知ってもらおうと、都筑区総合庁舎1Fの区役所ホールにパネル展示を行いました。
ミニビブリオバトルは6Fの大会議室で行い、ジュニア記者3名、いつもジュニア編集局をサポートしてくれている東京都市大学の大学生5名、都筑図書館の司書さん、つづき図書館ファン倶楽部の大人2名の、全部で10名が出場しました。
今回選ぶ本のテーマは「あこがれの人」です。 それぞれ思い思いの観点で、「あこがれの人」を選び、本を選んでくれました。… 続きを読む
新市庁舎の工事現場(桜木町から歩き、馬車道駅近く)に、取材に行きました。
となりのアイランドタワーに新市庁舎整備担当が入っています。その17階から工事現場を見ることができました。何台ものクレーン車が並び、まさにこれから建設する工事車両の組み立て作業をしていました。大きな建物の工事をする車両は現場でないと組み立てられないほど大きいのです。まさにこれから工事がはじまるところでした。
新市庁舎の完成は、2020年6月末の予定で、地上32階建て、地下2階建て、155mにもなり、この高さは、日本にある市庁舎の中では、1番高い!建物は、行政部分と議場部分とアトリウム、広場ができる予定です。
現在関内にある市役所ですが、一体なぜ立て替えを行うのでしょうか?
市役所勤務の職員は約6000人います。関内の市庁舎だけでは370万人にもなった横浜市民のためのお仕事をすることができず、周辺のたくさんのビルを借りています。その費用は1年で20億円以上もかかります。そのコストを抑えるためでもあります。また、いままでは、課ごとに別のビルだったり、部屋も分けていたのですが、しきりを無くして1つの部屋にし、別の部署と連携がしやすく、職員同士の交流もできるようにし、よりサービスを充実させるためです。
今の市役所は、壊さずに、どんな風に活用するかを検討しているところです。
どんな市庁舎になるのかと聞いてみました。… 続きを読む
花や野菜の品種を研究開発し、販売しているサカタのタネの本社(仲町台)に取材に行きました。サカタのタネは、優れた品種の育成を軸にした研究開発型の企業で、2013年に100周年をむかえ、今年で創業104年になりました。100年前に創業されたときには、小さかった「坂田農園」が、今は海外19か国に25の拠点があり、世界中に知られるほどの大きな企業に成長しました。日本からはるか遠いブラジルにも子会社があるのです。世界中に、約2200人の社員がいます。 そんな世界中に拠点があるサカタのタネの本社がここ、都筑区にあるのです。
サカタのタネでは、さまざまな研究開発をしています。たとえば、お花では、世界初となる無花粉ヒマワリを開発しました。今まで花粉が部屋に飛び散って家で飾りにくかったヒマワリが、家の中で楽しめるようになりました。
サカタのタネのオリジナルブランドの野菜には、「アンデス」メロン「プリンス」メロン、トマトでは「アイコ」「王様トマト」などもあります。このうち、「アイコ」を試食させていただきました。すこし細長いミニトマトで、とても甘くておいしかったです。
また、特にブロッコリーには力を入れていて、日本でのタネのシェアは、3分の2以上。3株のうち2株は、サカタのタネのタネから作られているのです。
サカタのタネは、横浜F・マリノスや、スペインのサッカーチームなどのスポンサーになり、スポーツも応援しています。
説明していただいたあと、いくつか質問をしました。… 続きを読む
8月24日の午後、都筑区役所6Fにて、つづきジュニア編集局と都筑図書館が一緒にビブリオバトルを行います。 図書館の方、東京都市大の大学生と、ジュニア記者がガチンコで対決! ぜひぜひ見にいらしてください。見学は自由で、入場も無料です。
その直前の23日と24日に都筑区総合庁舎1Fの区役所ホールで、ジュニア編集局とビブリオバトルの展示を行います。 こちらもぜひご覧ください。
東京都市大の横浜祭はおもしろい研究室がたくさん!
6月の日曜日、東京都市大学の横浜祭に行ってきました。 会場はとてもにぎわっていました。
私は中村研究室と小池研究室の企画をまわりました。 中村研究室は、VR「みどりんを探せ」という企画をやっていました。 VRとは,バーチャルリアリティー(Virtual Reality)の略で、映像の中に自分が入り込んだかのように感じさせる技術や方法のことです。中村研究室は、ジュニア記者をいっしょにやってくれている研究室です。ジュニア記者の1回目の会議のときに、みせてもらった「みどりん」というキャラクターが出てくる、360度見回せるビデオでした。360度写せるカメラで撮るだけで作れるそうです。意外に簡単で驚きました。… 続きを読む
新人ジュニア記者の講座として、毎年お願いしている、坪田知己さんに今年も来ていただきました。 新聞記者のお仕事の話を聞き、文章の書き方講座の講義を受けました。 命をかけて、正しい報道をする、という新聞記者のお話は、臨場感にあふれるもので、ジュニア記者からも質問が相次ぎました。
また文章講座では、よい文章の書き方ではなく、伝わる文章の書き方がどんなものなのかを教えてもらいました。 そこには自分の気持ちをどれだけ文章の中に入れることができるか、またわかりやすい文章や文章のリズムの作り方などのヒントがたくさんつまっていました。 文章講座を受けたあと、記者たちは30分という限られた時間の中で、400字程度の作文を完成させ、先生に提出しました。 坪田先生には、贅沢にも受講した記者全員の添削を行っていただき、後日ジュニア記者に戻しました。
記者たちから、とても参考になった、文章を書くことが好きになった、などの感想が寄せられました。… 続きを読む