8月21日、ジュニア記者の4人で、北山田にある、テュフラインランドジャパンという会社を取材してきました。この日テュフでは「夏休みガールズデー」というイベントがあり、技術系の会社を見学し、理科系の学習にさらに興味をもってもらうという、催しが行われていました。
テュフラインランドジャパンはドイツの会社で、製品の安全性や品質を検査する会社です。電気機器や食品などの、幅広い分野の検査をしています。約140年前に設立されて、今や世界65カ国に事業所があり、たくさんの人々が働いています。日本には、4つの試験施設があり、私達が取材させていただいた『テクノロジーセンターGTAC』では約200人が働いているそうです。また、日本人だけではなく世界各国の人々が働いています。入口の前には、ドイツの平和の象徴であるベルリンの壁の一部も、かざってありました。
はじめに、テュフとはどんな会社かを聞いた後、製品を検査する機械をいろいろと見学させてもらいました。試験所にあった機械を、いくつか紹介します。例えば、振動の試験をする機械(振動試験設備)で、その製品が目的地に運ばれるまでの間に予想される振動にたえられるか・壊れたりしないかをテストすることができます。
私が一番印象に残っているのは、最初に見学したWiFiのテストをするところです。外からのWiFi電波を遮断し、その部屋の中でWiFiが使えるかをテストします。WiFiのテストをする検査場があるのは、日本ではこの北山田にあるテクノロジーセンターだけだそうです。
このようにテュフではいろいろな機械を目的によって使い分け、さまざまなテストを行っています。取材に答えてくださった堤さんは「学生のころ、テュフで働こうという思いはありましたか?」という質問に対して、「まったくありませんでした。でも入ってよかったと思います」と答えてくださいました。堤さんは、テュフに入社した時は外国から来た検査員の通訳をしていたそうですが、技術を理解しないと通訳ができず、苦労したそうです。このような経験があって、「今」があるのかなと思います。また、執行役員のタチアナ・タラソワさんは、「この会社のやることは社会に大切なこと。こんな大切なことをやる会社で働けてうれしい」と話してくださいました。
私も本当にその通りだと思いました。テュフがやるテストのおかげで、安心して製品を使える人がいるというのは、とてもすばらしいことだと思います。これからも人々が安心して製品を使えるように、テュフがテストしてくれればいいなと思います。また、入ってよかったと思えるような会社で働けるのは、幸せだなとも感じました。そんなテュフのような会社で、私も大人になったら働いてみたいです。
テュフラインランドジャパン
http://www.tuv.com/jp/japan/home.jsp
参考)これまでの活動紹介
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/tuv_rheinland_japan/corporate_social_responsibility/csr.html
ドイツのGirls’ Dayのページの今回のイベントの紹介(ドイツ語)
http://www.girls-day.de/Service_Material/News/Girls_Day/Girls_Day_in_Japan#&panel1-4
記事)実籾茉優(国際部)
取材)武信和未、実籾茉優、河井雪野、倉田まどか