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7月31日、横浜市交通局港北営業所を取材しました。ここではバスの車庫としての機能だけでなく、バスの修理をする車庫もあり、見学させてもらいました。

営業所は横浜市内には10箇所あります。この営業所の歴史は古く、昭和39年12月に開業しました。開業当時は営業所ではなく、港北出張所という名称でした。昭和45年、緑区の誕生と同じくらいの年に港北営業所に改名されました。現在、港北営業所は、運転手172名、事務員12名、工場の作業員の14名が働いています。今回お話を伺った、交通局自動車本部港北営業所 副所長の濱田さんは勤務35年目なんだそう。

バスは、港北営業所には全部で92両あり、平日は82両を使っています。ちなみに何台かは、送迎バスとして貸し切りされているそうです。港北営業所では、それぞれ決まった13のバス路線を運行しています。運転手さんは同じ路線を担当するわけではなく、毎日違う路線を運転しています。

運転手さんたちは、営業所に来ると最初にスターフという運行指示書をもらって、自分の担当する経路を確認します。この時アルコール検査は欠かせません。その後バスの運転業務に向かいます。安全運転にしっかり気をつけています。それぞれのバスは常にどこを走っているのかを本部で確認できるようになっていて、渋滞や事故など状況に応じて、対応できるようになっています。渋滞がひどく、バスの遅れが大きいときには、もう1台バスを緊急で出して調整することもあるそうです。また、運転手さんはいろいろな研修をしていますが、車椅子の人が利用するとき、3分以内にスロープを出してベルトに固定できるような、お手伝いの練習もしているそうです。

次に工場を見学させてもらいました。工場では、部品の整理や修理などを行っています。取材した日ときにも修理をしていて、様々なパーツを見せてもらえました。大きなバスのタイヤをもたせてもらいましたが、重くて少し持ち上げるのが精一杯でした。作業員の方々は、たくさんのタイヤなどを少人数で運んでいるのですごいですね。

バスを洗車するとき、バスの中に乗せてもらい、大型洗車するようすをバスの中から見ることができました。

横浜市の公共事業としてバスの運行をしています。企業との違いとして一つには、公共交通として地域のニーズを大切に、路線を走っていることだそうです。今回、取材にいって、市営バスについて初めて知ることがたくさんありました。

取材:小川悠樹、鈴木隼斗、宮田海輝、内野聖火
記事:小川悠樹、鈴木隼斗、宮田海輝

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