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私たちは、センター南駅の近くにある都筑警察署に取材に行きました。都筑区の日々の安全を守ってくれている場所です。
はじめに高校生から大人を対象に、これから警察官になりたいと思った時に見るビデオを見ました。そのビデオは、警察署の『地域部』、『生活安全部』、『刑事部』、『交通部』、『警備部』5つの部署について説明しているものでした。
その内容をまとめました。
『地域部』 この部署は、私たちの一番身近な存在である交番や駐在所の警察官が所属しています。24時間体制でまちを守っています。その他にも、「警察用船舶」「航空隊」「鉄道警察隊」でまちを守っています。
『生活安全部』 振り込め詐欺の撲滅や、非行少年を生まないための「非行防止教室」などの活動を行っています。また、違法カジノやコピー商品の取締りもこの部署の役割です。
『刑事部』… 続きを読む
10月3日(土)、「ヨコハマ大学まつり2015」でおこなわれた、横浜市立大学医学部の学生団体YDCによる「『医療』のしくみ」講座をジュニア記者3名で取材して来ました。「YDC」とは2010年に発足した横浜市立大学医学部医学科・看護学科からなる団体のことです。
横浜の市民アンケートによると「病院や救急医療など地域医療の充実」への期待と関心が高いとのこと。そこで、YDCでは横浜に暮らしているこどもも含めた全ての人たちに「医療」についての理解を深めて欲しいとの願いから、市内の小・中学校へ出向き、時間割の1コマ~2コマを使って出前授業を行っています。今回の講座は、その特別編として、みなとみらいにある会議室で1クラス(小・中学生約30名)に対して開かれました。
講座の主な内容は、「危ない症状を見分けよう」と、「医療機関の使い分けをしよう」の2つでした。
「医療機関の使い分けをしよう」では、具体的な症状の事例が書かれた数種類のカードを使い、「救急車」「夜間・休日診療所」「大きな病院」「クリニック・診りょう所」「経過観察」のどれが、この状況に適しているかを考えるゲームを班ごとに行いました。このゲームでは、一人ひとりが症状の重症度に合わせて「医療機関の使い分け」を行うと、本当に必要な人が必要な医療を受けることができるようになり、患者さんも、病院の先生もより気持ち良くなるということを学びました。
代表の医学科5年の藤江さんから「ふだん小・中学生は医療について知るきっかけがないので、もっとこどものうちから興味を持ってもらいたい」「救急車を呼ぶ時の注意点を知らずに問題となることも多いので、こどもにも知ってもらうことで、この問題を解決したい」という話を聞きました。
この記事が少しでもその役に立つと良いなと思います。
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私たちは、第三京浜の都筑インター近くにある、日本盲導犬協会神奈川訓練センターに取材に行きました。取材では広報担当の白井さん、訓練士の浅田さん、盲導犬になるため訓練中の犬が協力してくれて、盲導犬のこと、訓練のこと、この施設について教えていただくことができました。
ここは、たくさんの職員、盲導犬の訓練犬やボランティアさんが働いています。
まず盲導犬について聞きました。盲導犬に向いている犬種は「ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバー」だそうです。やさしい見た目やおだやかで人のことが好きな性格を持っているからです。しかし、すべての訓練犬が盲導犬になれるわけではありません。1人前の盲導犬になれる確率は30~40パーセント。盲導犬にならない犬は、イベントや募金で活躍するPR犬、繁殖犬、ボランティアさんのペットになるなど「キャリアチェンジ」をします。一頭ずつの個性や適性を見極めて、その犬が一番幸せになれる道を探すのだそうです。
訓練についても聞いてみました。まず盲導犬になるための訓練に大切なのはワンちゃん自身が楽しんで訓練ができることだそうです。実際に訓練の様子を見せてもらうと、訓練士の浅田さんのいう事を聞いている犬はよく尻尾を振って楽しそうにしています。楽しんで訓練ができるようにするために、「人に協力することが楽しいことだ」と思えるように、よくほめてあげることが大切なのだそうです。
盲導犬に大切な訓練は主に二種類あります。一つ目は、「DE」と呼ばれる、「ドッグエデュケーション」。もうひとつは、「TW」と呼ばれる、「タウンウォーク」です。
一つ目のドッグエデュケーションは、人と慣れたり、協力したりするのが楽しいと思えるようにする重要な訓練です。 二つ目のタウンウォークは、実際に街なかを歩くための訓練です。1頭につき20~30分歩くことが多く、よくセンター北方面で訓練を行っているそうです。… 続きを読む
横浜市中央図書館は西区の図書館でもありますが、横浜市の図書館の中心となる図書館です。
中央図書館は横浜で最初の図書館として「横浜市図書館」という名で横浜公園内に建てられました。昭和二年、今の野毛山動物園の近くに移り、平成六年に新しい建物になり、「中央図書館」という名前になりました。 中央図書館には、百五十万冊もの本が置いてあり、それは私たち都筑区の図書館の十倍にあたるすごい量の本です。さらに公開している本棚に入りきらない本が書庫にあり、百万冊ほどの本が書庫に並べられています。
「どうやってどの本を置くのかを決めるのですか?」と質問しました。横浜市の図書館にある本は、それぞれの市の図書館の司書さんたちが集まり、どんな本がどの区に必要かを話し合い、決めているそうです。また、本屋さんがもってきた本を『見計らい』といって、現物を見てどんな本を置くかを決めたりすることもあります。新しい本は一年に中央図書館だけで三万冊ほど入ってきます。人気のある本は一冊だけではなく何冊も買うこともあります。たとえば、「ぐりとぐら」という絵本は、全部の図書館を合わせると二百冊もおいています。
二階の配送室、各図書館に本を送るオリコンが並んでいるところを眺める記者達
中央図書館の建物は特徴的で、地上五階、地下三階の六角形を組み合わせた形をしています。実は書庫は、地下の三階全てが書庫であり、バックヤードをみせてもらいましたが、ここで働いている人も自分がどこにいるか、慣れないうちはわからなくなることもあるそうで、迷路のようです。地下三階にある書庫を見せていただきましたが、そこはとても広く、一番長い距離で、なんと百メートルもあるのです。そこには歴史的書物であったり、過去の新聞の資料など、数え切れないたくさんの本や資料が、整理整頓され、並べてありました。 三角にデザインされた階段。記者が上から覗いて記念撮影!
図書館では、多くの人に本に親しんでもらうため、さまざまなサービスをしています。中央図書館には、三階にマイクロフィルムに収められた資料や書籍を見ることが出来るコーナーや、地下一階に音楽またはDVDを観たり聴いたりする音楽映像ライブラリーなどもあります。図書館同士がコンピュータのネットワークでつながれているため、他の図書館にある本を自分の地域の図書館で受け取ることができます。また、移動図書館「はまかぜ号」というサービスもあり、都筑では東山田地域ケアプラザに二週間に一回出かけています。この他にも、特別な事情があり、図書館に来ることができない人に郵送で本を貸し出すことも行っていたり、目の不自由な人への本の朗読、録音図書を行ったりしています。… 続きを読む
高島町駅徒歩3分のビルの中に、ブルーラインの秘密を教えてくれる、横浜市交通局がありました、今回交通局運転課運転係長の畑沢さんに、平成27年7月18日から快速を運転開始した、横浜市営地下鉄ブルーラインについて聞くことができました。
ブルーラインはあざみ野駅から湘南台駅をつなぐ市営地下鉄です。
昭和47年に開通して、今年で43年になります。今までの43年間、快速がなかった理由を教えてもらいました。
快速列車を運行するためには、途中で前の電車を追い越す駅が必要です。ブルーラインには追い越しをするためのレーンが上永谷駅と新羽駅にしかなく、快速運転を運行することは不可能といわれてきました。しかし、お客様からの熱い要望も多くあり、平成23年から快速を作ろうというプロジェクトが始まりました。
「追い越す駅を増やせばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、それには億単位のお金がかかります。現在の快速は、もともと追い越すレーンがある「新羽駅」と「上永谷駅」を工夫して使用しています。4年かけて、ついに快速運転を始めることができました。快速の運転本数は平日11本、休日12本。10時から16時までの時間に走っています。快速運転の横浜から新横浜間はノンストップで、他社線よりも早い8分での運転になっています。
快速運転が始まってから、お客さんの一部からは、通過する駅があるので心地よく感じるという声もあるそうです。
地下鉄の運転ダイヤは秒単位で組まれているので、変えるのはとても大変です。ラッシュの時間帯は運転本数が多いので、快速列車はありませんが、今回の快速運転の効果がどれだけあるのかをまずは研究していくそうです。
本庁で取材終了後、横浜市交通局の新羽車両基地を見学することができました。… 続きを読む
地産地消の仕事人“椿直樹”さんの野菜料理教室に参加しました。 まず最初に「五味」と「五感」について実際に味をみながらお話を聞きました。
五味とは・・・
しょっぱい(塩、醤油、味噌など)
すっぱい(レモン、かぼすなど)
にがい(ゴーヤ、ピーマン、コーヒー、ビールなど)
あまい(砂糖、りんご、お菓子、桃など)
うまみ(鰹だし、こんぶ、しいたけ、トマトなど)… 続きを読む
東急線沿線を中心に、約80万世帯にケーブルテレビ、インターネット、電話、イッツコムスマートなどのサービスを提供している。「イッツ・コミュニケーションズ株式会社」。私たちは今回の取材で、地域情報を発信している「地モトTV おかえり!」の収録現場を見せてもらうことができました。 収録現場は、青葉区の市が尾駅から10分くらい歩いたところにある「メディアセンター」。はじめに会議室でお話を聞きました。イッツ・コミュニケーションズは1983年3月にできた会社で、「地域の安心・安全な暮らしの為の情報や地域に役立つ情報を伝える」ことをモットーに大切にしている会社です。通称「イッツコム」。ケーブルテレビのいちばんの特長は、最大100チャンネルもの番組が見られること。また、1本のケーブルで、インターネット、テレビ、電話などのサービスが使えること、そして何よりも、地域に役立つ地元密着の情報や、地域行政との防災連携などにより防災に役立つ情報も発信していることだそうです。
収録は、映像を撮ったり、編集したりする機材のあるスタジオと、カメラを回して映像をとる撮影スタジオがありました。この日は、「地モトTV おかえり!」の収録をしていました。
収録はディレクターとカメラマンとアナウンサーの3人だけと少ないのですが、トピックスを収録する取材班、編集スタッフも合わせると番組を作るには10人くらいが必要とのことでした。ロケは、数名でいくこともありますが、たった1人で取材にいくこともあるそうです。1人でカメラを回しながら、音声も録音し、インタビューもする、など1人何役もこなすそうです。2分くらいのパートをつくるために、収録が2~3時間、取材記事の編集に2時間はかかります。ていねいに取材し、大事なことをコンパクトに伝えてくれている、ということがわかりました。… 続きを読む
「鴨池公園こどもログハウス」は、幼・小・中学生が無料で遊べる施設です。2階建てですが、地下には立体迷路があり、まるで秘密基地のよう。一日中いても 楽しく、ワクワクのつまった場所です。緑道沿いの自然たっぷりの中にあり、最寄り駅は市営地下鉄センター南駅・都筑ふれあいの丘駅からそれぞれ遊歩道歩い て20分位。センター南駅からバスで御影橋下車徒歩10分。仲町台駅、東急田園都市線江田駅からもバスが出ていて最寄りのバス停池田下車から徒歩5分で す。
ログハウスに入ると優しいスタッフさんが出迎えてくれます。今回取材に対応して下さった方は、鴨池公園こどもログハウスのスタッフリーダーである牛木真由美さんです。牛木さんに、「今までで困ったことはありましたか。また常に気を付けていることはありますか。」と質問すると、「常に気を付けていることは、安全第一であることです。こどもたちがケガをしないように日ごろから気を付けています。困るのは、ルールを守らないで遊ぶこどもたちです。皆がお互いを思いやり遊べるといいですね」。と答えて頂きました。
休日には1日に約400人もの人が利用することもある鴨池公園こどもログハウス。
そんなにたくさん人が利用しているのに、あまり怪我をしないのは、見えない部分での工夫があるからです。危険な所にはネットを付けたり、防犯カメラを設置していたり、毎日午前と午後に各2回スタッフが点検(見回り)をしてくれていたり。また、夏はとても暑く、熱中症になりやすいので、入口にミストシャワーの設置、クーラーやうちわ貸出など の工夫もしています。… 続きを読む
「ライオンキング」や「キャッツ」などさまざまな舞台で日本で知らない人がいない劇団四季。その本部が青葉区あざみ野にありました!
劇団四季の創立は1953年7月14日。「演劇に革命を起こすんだ!」という意気込みから、フランス革命と同じ日に設立したそうです。お芝居が好きな大学生10名が集まり、スタートしました。やがてミュージカルを上演するようになりますが、それは設立メンバーに音楽が好きな人が多かったからかもしれません。ここ、あざみ野に芸術センターができたのは1983年。この年は劇団四季が初めてキャッツを上演した年でした。劇団四季ではバラエティに富んだ舞台を上演していて、もちろん、見に来る人の年齢もさまざまですが、たとえば、ライオンキングは家族連れが多く、オペラ座の怪人やセリフ劇は大人が多いなどの傾向もあります。
劇団四季といえば、ミュージカル。日本に昔からある「歌舞伎」。歌(うた)、舞(まい)、技(わざ)という、そのこころが、もしかしたら西洋のミュージカルと通じる物があり、日本に広く受けいれられたのではないか、と広報の久保さんは話してくれました。
ミュージカルでは、たくさんの役者さんが出演しているように見えますが、ライオンキングは39人、キャッツは24人だそうです。舞台の主役は、入団してすぐにできる人もいれば、長年、練習を積んでようやく主役になれる人、また、なれない人もいるとのことです。厳しい世界だな、と思いました。建物の廊下に「なれ、だれ、くずれ=去れ」「1音落とすものは、去れ」と大きく張り紙がしてあり、それを貼ってあるテープは茶色く変化していて、年月を感じました。すごいところにきちゃった・・と思い、身が引き締まる思いでした。
お話を聞いたあと、レッスンを見ることができました。レッスンは研究生からベテランの人まで一緒に、毎日基礎練習を行うそうです。私たちが取材した日も、たくさんの人(50人はいたと思います)が発声練習やバレエのレッスンを受けていました。レッスンのようすをみているだけでも迫力があり、みなさん真剣でこわいくらいでした。こういった基礎のレッスンはとても大事だけれど、最も大切なことは「演劇に対する情熱を忘れないこと」だそうです。
以前、私の小学校にも劇団四季の方が来てくださり、いろいろな話をしてくださいました。ですが、今回取材した内容は、知らないことだらけでした。とても刺激的で強く心に残る取材となり、いますぐにでも、公演を見に行ってみたい!と思いました。
記事:折谷紗朋子、北川百佳 取材:岩井晶奈、小笠原凛、小田あんず、折谷紗朋子、北川百佳 (2015.8.7)
横浜市営地下鉄センター南駅より徒歩12分、つづきの丘小学校向かいにある、緑色の看板が目印の菓子工房スグーリ。オーナーシェフの須栗さんは、専門学校を出たあと、有名店などで修行を積み、1997年に自分のお店をオープンしました。
お店の中に入ると甘い匂いが漂っています。ショーウィンドゥの中には須栗さんの工夫と想いがたくさん詰まった美味しそうなお菓子が所狭しと並んでいました。その中でも人気No1のシュークリームは、皮にのせられているカリカリなナッツと柔らかいクリームとの相性もがばっちりです。菓子工房スグーリのオススメ商品は、アイア・シュッケです。アイアシェッケはドイツのザクセン地方の地方菓子で、卵の入ったカスタードクリーム層、凝乳、チーズクリーム、クッキーなどの3~4層で構成されています。
今回の取材ではロールケーキのスポンジ作りを見せてもらいました。最初にたまご、はちみつ、グラニュー糖をいれてたまごを泡立てます。スポンジに甘みを出すためにはちみつを、表面の色を綺麗にするためにはグラニュー糖を入れています。たまごが泡立ってきたら小麦粉を2回に分けてふるっていれます。2回にわけていれることで小麦粉がだまにならず、しっとりとした味わいになるそうです。次に、予め温めていた牛乳を入れて、よく混ぜます。その後、油を少し引いた鉄板によく混ぜた生地を流し込み、180度のオーブンで12、13分じっくり焼き上げれば、ロールケーキのスポンジは完成です。
「1人前(プロ)のパティシエになるにはどうすればいいですか。」と質問しました。
「ケーキ屋さんは、素敵に見えて女の子の夢に多いけれど、立ち仕事が多いし、材料を混ぜるなどの力仕事が多いので、地味な仕事の積み重ねです」。パティシエは正確に分量や時間を測る几帳面さや、一日中工房の中で単純作業を続ける忍耐強さ、また仕事中はずっと立ちっぱなしで、さらに重い食材や鉄板なども運びます。パティシエは体力に根性、そして情熱が備わっていなければ、続けることが難しいかもしれないです。しかしその分、自分の作ったものをお客様が美味しい、といってくれた時は大きなやりがいを感じることができのだそうです。
取材で、ケーキを作るときの工夫や秘密をたくさん知ることができました。商品と名札も、絵や写真を入れて、より分かりやすく工夫されていました。お客さまに対するおもてなしの心と温かい気配りが、お客様に愛されている理由だと感じました。これからの菓子工房スグーリのお菓子にますます期待です。
菓子工房スグーリ http://www.kanto-cake.com/kanagawa/sugoulie/… 続きを読む